【PR】

  

Posted by TI-DA at

2012年03月07日

帰国ー!

「おうおう、なに見てんだよ?あーん?」




ムカつく表情でタイの仏像から挑発を受けたあの日から3ヶ月・・・







3ヶ月間の旅を終え、日本に帰ってきましたー!フォー!!!


久しぶりの日本はさすがのクオリティ。
トイレの綺麗さ、人々のオシャレ感、時間を守る交通機関、美味しいご飯。

なにより、道路に牛がいない 笑。


「マジ、日本サイコー!!!」←心の叫び


関西国際空港に降り立ち、3日間は尼崎にいる友達の家(中学からの親友、なーるー)にお世話になりました。もはや尼崎は第二の故郷!


ちなみにそのとき、関西の気温は6℃。
寒いのが苦手な俺には、地獄のような環境であった。(泣)


ちなみにこれが帰国時の格好。


このロンT+Tシャツの重ね着スタイルが最強装備。笑


あまりの寒さにこのままでは死んでしまう。


ふ、風呂に入りてえ・・・








ついでに言うと、前日に泊まった宿が冷水シャワーだったので前夜は風呂に入らずそのまま帰国したという恥ずかしい経緯もあるので、日本に来たら一刻も早く風呂に入りたかったのだ。笑



駅にてなーるー(友達)と合流。

「なあ、早速で悪いけど風呂貸してくれよ!クオリティの高い日本式の風呂に!」

「ああ~悪いけど今ガスが壊れてて、俺ん家の風呂、水しか出ないばーよ。俺、冷水シャワーで入ってるぜ!」






キターーーーーーーー
━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!





日本に来て久々に温水シャワーに入れると思っていた俺にまさかの落とし穴!
ここはインドか?俺はまだインドにいるのか?笑

いや、外の気温が6℃という過酷な環境で水シャワーっていうのはインドよりもぜんぜんタチが悪いぞ 笑



さすがにこの気温で水シャワーを浴びたら、そのまま帰らぬ人になってしまうので、近くのシャワー付きの漫画喫茶で風呂に入った。
(ちなみになーるーは「ひゃっ」とか言いながら冷水で入ってた。インド人以上の超人である。笑)




お土産の「タトゥー柄のアームスリーブ」をなーるーに渡し、最後の日は久しぶりのお酒を飲んだ。(ひーろーさん、ちゃんと渡しましたよ!喜んでました♪笑)






そして、3月1日。ついに沖縄に帰ってきた!!!




久しぶりの沖縄はとても暖かく、過ごしやすかった。




家族に久しぶりに会い、大好きな沖縄料理を食べる。

地元の友達と会い、ボーリングをして酒を飲む。




いや~、やっぱ沖縄最高!!




中学校にも行き、久々に生徒たちとも会った♪
この短期間で身長伸びてる子もいたりしてびっくり!




3月7日・8日に受験を控えているのにも関わらず、放課後まで残って歓迎してくれました。




↑本人たちに載せてもいいの?と確認したところ、「むしろ載せて!」「肖像権10万円!」との声をいただきました。笑




やっぱり、生徒たちと会うと「頑張ろう」という気持ちになる。


海外では考えられない「癒し」の存在だな~






↑俺のPCのトップ画。夏の陸上大会の優勝記念写真。






帰国して改めて振り返ってみると、この3ヶ月間は本当~に濃かった!!



「現実を見る」という名目で旅に出て、

世界の現実を見ることもできたし。日本の現実にも気付かされたし。「自分がいかに無力か」っていう目を背けたい現実ともしっかり向き合えた!




ぜんぜん英語喋れないのに、外国人に話しかけたりもしたし

行き先も宿泊先もチケット手配も全部自分でやったし

今まで見たことのないような素晴らしい景色の数々も見れたし

悪質な詐欺師とも戦ったし、めちゃくちゃいい人ともたくさん出逢えたし。





日本では決して経験できないことを、たくさん経験した。


日本を外から見ることで感じたこと。海外のいいところ、ダメなところ。
豊かさとはなにか?日本人としてじゃなく、地球人としてなにかできることはないか?


たくさん考えたな~




そして、やっぱり一番思ったのが「自分がいかに幸せか」ということ。
家族や友達、先輩や生徒。最高の人たちが周りにいること。その存在の大きさを改めて痛感しました。

周りの支えがなかったらどこかで野垂れ死んでただろうな~




帰国した今、すべてに感謝の気持ちでいっぱいです。





「大きくなって、帰ってきてね!」


出発するときにたくさんの人から言われたこの言葉。





俺は大きくなって帰ってくることができたのだろうか?

正直言ってそれはわからない。(体重はだいぶ減りました。体積は小さくなりました。)




けど、「変わった」ことはたしか。自分でも実感できるほど、なにかが変わりました。







この経験を活かして、これからもどんどん成長していきたいと思う!いや、絶対成長する!!!!











これから旅に出るかどうか迷っている人、是非旅に出てください。世界が変わります。



せっかく地球に生まれたのに、日本だけしか知らないっていうのはもったいないでしょ?
世界にはまだまだおもしろいことがたくさんある!おもしろい景色、おもしろい文化、面白い人・・・

一回きりの人生。地球というフィールドで思いっきり楽しんでみては?

日本っていう小さ~な島国しか知らないまま一生を終えるなんてもったいない!


自分の殻を破って、世界に飛び出してみましょー!!!!





ちなみに、今度は北半球世界一周の旅を計画中です。
2年以内には行きたいな♪





今後もちょくちょくブログ更新していきたいと思いますので、たま~に覗きに来てくださいね!



みなさん、
たくさんの励ましの言葉、本当にありがとうございました。









「ENJOY THE STORY OF LIFE」

人生という旅を、これからも楽しみまくります!!


全てに感謝!!!

それでは!  


Posted by shinzatosun at 17:47Comments(2)

2012年03月06日

私と牛とインドと

インドに来て驚いたことがある。それは動物の多さ。

野良犬は当たり前、野良牛、野良猿、そして馬や猫、ラクダまでいる。笑





狭い路地を歩いていると、前から牛が来て道を譲る・・・なんてことは毎日ある。嫌になるぐらいある。




インドでは牛は神聖な生き物とされていて、無闇に殺したり、牧場に閉じ込めたりなんかしない。
つまり、牛を放置プレイしているのである。



道路を横断し、渋滞の原因になる牛。

ガンジス河で沐浴をする牛。

駅のホームで電車を待つ牛。





街中のいたるところに牛がいる。
特にこのバラナシという街には牛が多い。





草食動物が大好きな俺は、街中を我が物顔で歩く牛をボーっと眺めていては癒されていた。



しかしこの牛にも問題点がある。それは、「ウ○コ」である。←一部自粛
インドで市民権を得ている牛さんでも、さすがに牛専用トイレまでは用意されてはいないようで、牛達はここぞとばかりに街中に糞尿を垂れ流してしまうのである。


まあ、普通に路地で糞尿を垂れ流すところはインド人も同じだけど。




とにかく、この牛の糞尿がはんぱなく臭いのだ。
アレルギー性鼻炎のせいで嗅覚があまりない俺でも、即座に「え、臭い!」とつぶやいてしまい、前を歩いているインド人に振り向かれてしまった程である。(あの臭いは落ちている糞尿の臭いだったのか、こいつの臭いだったのかは今となっては定かではない)


おそらく麻薬捜査犬なんかがこの街に来たら即死するであろう。あまりの臭さに息をとめたことによる窒息死。
鼻炎に生まれてよかったーと生まれて初めて思った瞬間である。





街を歩くと牛やら猿やら動物がたくさんいて、道には糞尿が垂れ流しの状態で、すぐ近くを流れる河には頻繁に死体が流れてて、一日10回は「麻薬買わない?」と声をかけられて、食堂に入ると料理が出てくるまで45分くらい待たされて・・・



聖なる街、バラナシはこんなところである。どうだ、ありえないだろう。笑




もはや漫画の世界である。しかも登場人物もネタにあふれてて漫画っぽい。

「西遊記」では天竺(インド)を目指して三蔵法師一行は旅をするが、終点がこんなところだなんて夢にも思ってないんだろうな・・・

「ここが天竺か~。やっと着きましたね、悟空!」

「はい、三蔵法師様!」

インド人「ヘーイ、よく来たなフレンド!ん?お寺を探してるだって?残念だな・・・今日はお寺はクローズしてるんだぜ!←大嘘」

「そうなんですか・・・タイミングが悪いですね・・・どうしましょう・・・」

インド人「ノープロブレム。俺がいい旅行会社とか宿を紹介してやるからさ!大丈夫、ベリーチープだぜ!」

「わあ、なんていい人なんだろう。さすが天竺!」


みたいな流れでさんざん連れ回されて、最終的には法外な値段を請求されるんだろうな・・・
こんなところ二度と来るか、ボケ!と吐き捨てる三蔵法師(深津絵里演じる)の顔が目に浮かぶぜ。




いつもいつもありえないことばっかり書きやがって、街中がウンコだらけって、そんなわけないだろう!
と思っている方もいるだろう。


しかし、この旅行記は盛ってるところなんか一つもない、完全ノンフィクションである。

証拠写真を提出しよう。タイトル「ウンコだらけの道。」






どうだ、本当だろう。本当にウンコだらけだろう(泣)。






汚い話はさておき、本題に入ろう。←前置き長い


この日は神様のお祭りの日で、バラナシの街全体が活気づいていた。
夜に近付くにつれ、みんなテンションが高くなっていたのである。


神様の祭りって、具体的になにをするんだろう?

とりあえず人が多く集まっている河沿いに行くと答えはすぐに出た。




みんなめっちゃテンション高い。神様の歌を大声で歌いまくり、踊っている。
そして、輪になってタバコを吸っているグループ発見。

よくよく見てみると・・・
タバコではなく、大麻でした 笑



あーなるほど、そういう祭りか~

なんでも宗教的行事に大麻は欠かせないものらしく、神様の祭りである今日は大麻使用オーケーらしいのである。
警察も大人も子どもも、お咎めナシ!みんな大麻を吸ってハイになっている。


日本では大麻というとものすごく危ない麻薬というかんじがするが、ここでは広く認知されているらしく、みんな普通~に吸っている。




河沿いから街に戻り、路地を歩いていると人ごみを発見。なにかを配っているようだ。
これ、なんだろう・・・?


近くにいる人に聞いてみる。

「ああ、これはバングラッシーっていって、大麻入りのジュースさ!今日は無料でくばってるんだ!」

とのことだ。大麻入りのジュースを無料で配布、しかもそれが大人気・・・
日本では絶対にありえない光景である。





君、どう見ても10歳くらいだよね・・・?笑



大麻でみんなハイになり、この日は夜更けまで盛り上がっていた。
あらためて、日本とインドはやはり別世界だなーと感じた次第である。





ところで、みなさんはこの神様を知っているだろうか




日本でもそこそこ有名なガネーシャという神様である。

このガネーシャのお父さんがシヴァという神様。インドで一番の人気を誇る超売れっ子だ。




↑シヴァ神。怪物である。



このシヴァ神を祀るお祭りが先ほどの大麻パーティーなのだが、このガネーシャとシヴァの話がありえなさすぎて面白かったので最後に載せておきたい。


このガネーシャ、見ての通り頭は象で、体は人間である。実はガネーシャはもともとは完全な人型だったのだがある事情によりこういう姿になってしまったのだ。


以下、簡単に解説



むかーしむかし、あるところにシヴァという神様がおりました。
このシヴァは別名「破壊の神」で、世界が終わりに近付いたとき、世界を破壊し、ゼロに戻して1から創造し直す力を持っていると言われており、非常に力のある神様でした。

そんなシヴァには奥さんがおりました。
パールヴァティーという奥さんです。ちなみに奥さんは戦争の神でした。←どういう夫婦だ






↑シヴァとパールヴァティー夫婦。シヴァの頭で人が溺れているのは気にしない。





息子のガネーシャは美少年。理想の夫婦に美少年の息子、幸せな家庭。
しかしある日、悲劇が起こりました。


「ガネーシャ、私は風呂に入るわ。私が風呂に入っている間、誰も家に入れてはダメよ。」

「わかりました、お母様。」

(数分後、シヴァ登場。)

「おーい、今帰ったぞー!ん?なんで家に入れてくれないんだ?」

「お母様が誰もいれるなとおっしゃったので。」

「おい、何言ってんだよ、ここは俺の家だろうが!そこをどけ!ぶっ殺すぞ!」

「すいません、お母様が誰もいれるなと・・・」

「やかましい!そこをどけっつってんだろうがこのやろー!うりゃー!バシャー!←ガネーシャの首を一刀両断。笑」


外へ出た奥さん、息子の死体を発見。

「あなた、ガネーシャを殺したわね、許さーん!コロス!!!ころしたる!!!」

「ま、待て、お前は戦争の神様なんだから怒ったらアカン!わかった、頭をくっつけるから落ち着け!」


「カポっ(象の頭をくっつけて)。はい、これで大丈夫。ごめんな。勝手に殺してしまって。こんな俺を許してくれ!」


「いいのよあなた。ああ、ガネーシャ、生き返ってよかったわねー♪」


めでたし、めでたし。


~ガネーシャ誕生の巻~ 完。







・・・どうだ、ありえないだろう。(泣)



ツッコミどころがありすぎて、もう手いっぱいである。


一番人気の神様ですらこの有様である。どこまで無法地帯なんだインド。笑





長らく書いたこのインド編も今回で終了。
正直言ってインドはネタだらけでまだまだ記事を書けるのだが、ブログの流れ的にも今回で打ち切ります。

カンボジア編と比べると、まったくふざけた内容だな~ 笑


読んでくれてありがとう!それでは!!  


Posted by shinzatosun at 15:38Comments(2)

2012年02月29日

生と死の町バラナシ

生と死が同居する町、バラナシに行ってきました。



ここには有名なガンガー(ガンジス河)があります。
ガンガーは河自体が神様の化身と言われており、現地の人々からは聖なる河として信仰を集めています。

毎朝、朝日に祈りを捧げ、ガンガーで沐浴をするヒンドゥー教徒たち。
河沿いにはガートという階段状の場所があり、そこから河に降りられるようになっています。




ガンガーはすごい河です。
死体、ウンコ、しっこ、洗剤、ゴミ…

全部流れてます。すごい汚いです。笑
生命力が強い大腸菌でさえ3時間で死滅すると言われているこの河。
インド人はここで入浴もするし歯も磨きます。すげえ…




ちなみに日本人は平気な人、体調を崩す人、半々らしいです。
俺はガンガーで沐浴する気まんまんだったけど、直前に恐ろしい話(あそこからバイキンが入り込み、一ヶ月ほど入院した日本人の話)を聞き、入るのやめました。笑
だってそんなのガード不可能じゃん。





ヒンドゥー教では、死んだ後この河に流されることを最大の幸福としているそうです。
そうすると、輪廻から開放されて極楽に行けるんだって!

だからここでは毎日、インド中から死体が運ばれてきます。
死体はガンガー沿いにあるふたつの火葬場で焼かれ、その後河に流されます。

この一連の様子はすべて見ることができます。
薪を組み上げて、その上に死体を載せ、火をつける。だんだん燃えていく体。それを見つめる遺族。
ひとつの死体が完全に燃えるまで約3時間。


徐々に燃えていく体を見て、人間の「死」を感じることができます。
ああ、俺もいつかはこうやって火葬されていくんだろうな…
ガンガーには流されたくないけど。←切実




火葬場の写真を見せたかったけど、写真は禁止されてるんで撮れなかったです。
写真撮っちゃうと、ちゃんと成仏できないんだって。ここまできてそれはかわいそうだから、撮れなかったさ。と、その時。





「はい、チーズ。(カシャ)はい、写真撮ってあげたからチップね!ありがとう!(ニカッ)」





おい、待てコラそこのインド人!!!(怒)




人がせっかく気を使って自粛してんのにインド人のお前が決まりをやぶってどーすんだよ。
撮ってもらってた欧米人の夫婦も考えてほしいもんだ。







しかしインド人のしたたかさは相当なものだ。
火葬を見てるだけでも、「ガイドしてやろうか?」「薪代を寄付してくれないか?」とやたら声をかけてくる。全部詐欺まがいなんだけど。


↑ガイドブックにも乗っている有名人、花売りボーイ。ボートに乗り付けて、花を高値で売る。買わないとずっとついてくる。





ガンガーで沐浴をすると今までの罪がすべて清められるらしいけど、こいつらは毎日入ってもまた新たな罪が加えられるので意味がないと思う。笑









つくづく思うのが、このバラナシはとても「インドらしい」町だということ。本当にすごい!


まず、驚いたのが牛の多さ!どこを見ても牛・牛・牛…
牛はヒンドゥー教では聖なる生き物なので、野放しにされているのだ。野良犬・野良猫ならぬ「野良牛」ってやつ。


話には聞いてたけど、この牛の数の多さには正直驚いた。
市民権どころか、選挙権も持ってると思う。笑







そして、修行僧や詐欺師もかなり多い!
白髪の長髪をまとめ、河沿いでたっぷりのマリファナを吸うサドゥー(修行僧)。彼らにとってマリファナは宗教的な道具らしい。限界まで煙を吸い込んで、プハーっと吐き出すその姿はなんかかっこよかった。






↑笛を吹いてコブラを操る人。パフォーマンス終わった瞬間、チップ要求。笑






詐欺師の数も絶好調で、歩いているとなにかと声をかけられる。

多いのが「僕の兄の嫁が日本人です。だから僕は少し日本語喋れます。お土産どう?ぼったくりじゃないよ!僕、ぼったくり大嫌い!」ってパターン。

このセリフを言う奴、4人いました。笑  弟何人いるんだよ。

あと、「長澤まさみに会ったことある。写真も撮ったし、サインもあるよ。家に見に来ない?」って奴もいたな、2人くらい。笑


まあ、全部てきとーにあしらいました。
大抵のインド人は「ヘーイ!ジャパニーズ!元気か?」って話しかけてくるから、
「(無表情で目を見つめて)ナット ジャパニーズ。アイム フロム カンボディア。」
って言ったら、「オウ…」と言って遠ざかります。

あいつらからしたらカンボジアなんて知らないから詐欺に引き込みにくいんでしょう。

なぜカンボジアって名乗るのかって?カンボジア人に「君はカンボジア人のような顔をしている」って言われたからさ。笑  チベット人とも言われたけどね。






日が落ちてくる頃、せっかくだから対岸に行ってバラナシの町を見てみようってことでボートに乗った。
ベテランの船頭さん。絵になるぜ!




↑船頭と俺






そして、対岸に到着!さっそく対岸からバラナシの町を眺める。
多数のガートが並び、そこに座り込む人、沐浴をする人、牛、そしてすぐそばには聖なる河ガンガー。ゴチャゴチャしてるけど、インドらしい町だ。好きだなーこの風景。



よし、このすばらしい風景を写真に収めよう。この神聖なかんじ、伝わるかなー?













ああ、やっぱり写真は難しい。夕暮れ時ってこともあってなかなかうまく撮れない。







…ん?よく見たら人が写ってるぞ。しかもしゃがんでる。なにしてるんだ?



ま、まさか…













こいつら、○○○してらっしゃるんじゃないか?









では、さっきの写真をもう一度見てみよう…


































…おわかりいただけただろうか?











写真右下にうずくまる二人の男、よく見てみるとズボンを下げている。



















そう、野グソをしてらっしゃる最中なのである。笑
















ああー





なんてこったー。




















ああ…聖なる風景を写したくてシャッターを切ったらこんな地獄絵図が。(泣)

誰も幸せになれない恐怖写真である。











こうやって場所も選ばずウンコしてるからこの町は臭いんだよ!
服にちょっと匂いがついてるじゃねーか!責任取れや!!


と、罵倒してやりたい気持ちにかられたけど、野グソ現場をフライデーされてる彼らに同情してやめておいた。笑







いやいや、こういうところもやっぱりインドらしいなー。と感じる今日この頃。
バラナシは死を感じることができるし、そこに住む人たちから必死に生きる生のパワーを感じることもできる素敵な町です。(ウンコ臭いけど。)
ぜひ一度訪れてみてください♪




体がだんだんインドに慣れてきました。
しかし、絶対に住みたくはありません。笑


もうそろそろ帰沖!旅ブログも残すところあと2回かな?
がんばって更新します!それではー!

  


Posted by shinzatosun at 15:43Comments(4)

2012年02月26日

インドの列車

どうも~!!!!




ごらんの通り、定員オーバーです。

3人しか乗れないはずのリクシャーに、20人くらい乗ってました。
ちなみに走行速度80km。上に座ってる人は怖くないのか??


というわけでインドは今日もめちゃくちゃです。





今日はインドの列車について話しましょう・・・


インドの列車は日本とぜんぜん違います。
大阪や東京で電車を乗りこなし、迷うことなく目的地までスイスイ行けちゃう僕(←それが普通)でも、まったく油断できません。
列車を降りるそのときまで、まったく気が抜けないんです・・・










まず、列車の到着時間!

沖縄にはうちなータイムがありますよね?インドにもあるんですよ。次元が違うヤツが(泣)。
1、2時間の遅れは当たり前。むしろ2時間以内に列車が来れば「お!ラッキー♪」みたいなかんじ。


僕は2回寝台列車を利用したんですけど、最初が1時間半、2回目が2時間半遅れました。

僕の1週間前くらいに同じ路線を利用した人は、15時間遅れだったってさ。笑


いや、それもう日付変わってますやん!!笑
夕方18時の列車に乗る予定が、列車が遅れて翌日の朝9時にしか乗れなかったって、もはやギャグだよね。





そしてこの到着時間に加えて、いっそう気が抜けないのが頻繁に変更になるプラットホーム!
駅の掲示板にプラットホームが表示されてるんだけど、いきなり変更になったりすることもあるわけですよ。

プラットホーム1で待ってて、5に変更になったのに気付かずにそのまま待ち続ける・・・
しかもインドの列車は遅れると聞いてるから、いつまでもいつまでも待ち続ける・・・

なんていう悪夢も十分ありえるわけです。


これを回避するためには、駅のアナウンスをよく聞くこと!
変更になった場合はアナウンスで知らせてくれます。ヒンドゥー語と英語のアナウンスで。
これを必死に聞き取り、ホームはここであってるのか確認する必要があるわけです。

僕は1回ホーム変更があったけどちゃんと聞き取れて大丈夫でした。
今まで中・高でやってきたリスニングがここで活かされた気がしないでもない。笑





気の抜けない理由、まだあります。列車がわかりづらい!
列車番号とかはあるんだけど、本当見えづらいし表示がわかりにくいんですよ。

だから列車が到着するたびに周りの乗客に「この列車であってますか?」って聞いてた。


あと、列車の長さがハンパじゃないのでホームの長さもハンパじゃない。
ポジショニングを間違ったら、自分の車両を探してホームを全力ダッシュすることになります。
それも、「この車両はどのへんに停まりますか?」ってあらかじめ聞いとけばいちおう大丈夫!






まだあります。笑
ホームに「○○駅」というちゃんとした表示がない、到着アナウンスもないので、どこで降りたらいいかわからない。

これ本当困る。頼りになるのは周りのインド人だけ。自分の行き先を伝えて、その駅に着いたら教えてほしいと頼む。
これしか確実な方法はありません。窓際に座ってたらホームの小さい看板とか見えて判断できるかもしれないけど、寝台の上の座席とかだったら絶対無理なのでインド人を頼るしかないです。

ちなみに一回、これでインド人に騙されかけました。

「おまえらが降りる席はまだまだ先だよ。それより話そうぜ!」

ってやけに口調が強引だったし怪しい臭いがぷんぷんしたから、窓からホームを凝視したら、売店の看板に小さく駅の名前を発見!

「ここじゃねーか!バイバイ!」

と間一髪乗り過ごしを回避することができました。たぶんあのまま乗ってたら奴等の家なんかに行くはめになってたんだろうな。





そして、最後の難関。
もうこれが一番めんどくさい!

自分の指定席のはずなのに、なぜかインド人がそこに座っていること!!笑


最初の寝台、僕は3段寝台の2番目でした。
寝台はこんなかんじで、昼は3人掛けイス×2で6人席、夜になると3段寝台×2で6人寝台。




日本人の女性旅行者2人組と同じボックスで、彼女達は一番下の寝台でした。
ホームから列車に乗り込み、席にたどり着くと・・・




すでに8人いる。笑


いやいやおかしいでしょ。絶対誰かがズルしてるでしょ。6人席ですよここ?
しかも基本的に外国人は外国人で固まるらしいからさ。韓国人3人、日本人3人いるよ?




お互いにチケットを見せ合う。いや、犯人はわかってる。





そこのインド人男女!犯人はおまえらだよ!!笑






追求されてもあさっての方向を見てシラをきる。
うわーめんどくせー・・・


とにかくこいつらを無視して、寝台をセッティングして各自自分の席に移動。



そして日本人女の子二人の席にインド人がひとりずつ着席。←おい!!


この子たちももう諦めてたのか、「もういいや」ってかんじでした。




この寝台、ただでさえ狭いのにインド人が座ってる分スペースがなく、この子達は結局足を曲げて寝てました・・・。






インド人、許せない!!

怒りに燃える僕は起床したときにインド人に話しかけました。




「なぜそこに座っているの?そこは彼女達の席だろ?」

インド人「僕らはチケットのキャンセル待ちだったんだ。結局、キャンセルでなかったけど乗っちゃって、席がないんだ。仕方ないよ。」



どーん!!!!





いや、言い訳になってねえし、筋が通ってねえ・・・



インドおそるべし。笑


つまり、不正乗車じゃん。こいつはダメだー・・・
てか、車掌はなにやってんだよ!こいつらタダ乗りだぞ!



と思ってムカついたけど、そんな僕をよそ目に彼は日本に興味津々らしく、いろいろ聞いてきた。

インド人「僕はエンジニアなんだ。今日故郷に帰るところ。日本の技術は素晴らしいよ。ペラペラペラ・・・」



なんだかんだで1時間近く話してしまい、ちょっと意気投合してしまった。笑


「あ、そうだ!降りる駅教えてよ!わからないんだ。」

インド人「お安い御用さ。教えてあげるよ!Facebookやってる?交換しようよ!」


降りる駅もちゃんと教えてもらい、Facebookで繋がることもできた。





なんか終わりよければすべてよしみたいな流れだけど、いい人か悪い人かといったら、彼は悪い人です。笑



インドではああいうのが普通なのかな?困ってるんだったら俺の席座れよ♪っていう助け合い。それにしちゃ堂々としてたけど。


インド人のこの「適当さ」は沖縄とどこか似ているところがあるかもしれない。
図々しさはインドのほうが何倍も上だけどね!


みなさんも、インドで列車に乗る際はくれぐれもお気をつけください・・・
一瞬たりとも気が抜けませんよ!笑




↑列車の中でパフォーマンスをして、お金をせびってくる少年。





もうインドに慣れてきました。食べ物は道が汚い、臭い、人がギャグ、全部気になりません!料理は美味しいし♪




次はもっともインドを感じた町について書きます!



それでは!  


Posted by shinzatosun at 23:17Comments(6)

2012年02月26日

タージ・マハル、まさる

こんばんはー!

今日本は午前4時ですね。
ここ、インドはまだ0時30分です!

帰国も迫ってきてるのでリアルタイムに追いつけるよう、ハイペースで更新します!だから夜中でも関係なし!




先日、インドが誇る世界遺産、タージ・マハルに行ってきました♪

みなさんもよく知ってる、白いタマネギみたいなやつです。

マハル(宮殿)という名前がついているので宮殿と思われがちですが、この建物は宮殿ではなく、たった一人のために作られた巨大な墓なんです。
今日はそのへんについてお話します!




その昔、インドにシャー・ジャハーンという皇帝がいました。彼にはムムターズ王妃という奥さんがいました。

シャー・ジャハーンはムムターズが大好きでした。それはそれは大好きでした。もう、メロメロでした。
初恋のときの中学生のように、ムムターズを愛し、ムムターズしか見えていませんでした。愛しまくりました。

そんなある日、最愛のムムターズが亡くなってしまいます。



「えっ?ちょっ・・・ ホンマに? マジか・・・ あかん。この世の終わりや~」



シャー・ジャハーンは嘆きました。ものすごく悲しみました。ダウン寸前でした。


しかしそこでシャー・ジャハーンは思いつきます。
「ムムターズのために、世界一の墓を作ろう!世界一美しい妻のために、墓も世界一のものを・・・」


シャー・ジャハーンは国中から優れた職人を集め、世界各地から貴石を集め、墓の建設に取り掛かりました。

・・・こうして22年の歳月と、天文学的な費用をかけて、1653年にタージ・マハルは完成しました。
青空に映える白大理石は圧巻の美しさ。まさしく世界一の墓が出来上がりました。


しかし、タージ・マハルの建設に力を入れすぎた結果、国の財政は破綻し、国民の生活は苦しくなりました。


その結果、シャー・ジャハーンは息子によって皇帝の座から引きずり下ろされ、幽閉されてしまいました。
タージ・マハルと川をはさんだ対岸に、自分の墓である「黒いタージ・マハル」を作ろうとしていたとのことですが真偽のほどは定かではありません。

彼は幽閉されたまま、孤独にその生涯を閉じました。
死後、彼は最愛の妻ムムターズの横に葬られ、今ふたりは仲良く眠っています。・・・観光客に見守られながら。





というのがこのお話。一見ロマンチックですが、お墓のために国を危険な目にさらしたこの皇帝はなかなかアホだと思う。笑

しかも一説によると、タージ・マハルが完成したあとに、職人さんたちの親指を切断したんだって!
理由は「この世にタージ・マハルと同じような美しい建物を作らせなくするため」ってさ。クレイジー!笑



そんな世界遺産、タージ・マハルにいってきましたよー!

まずびっくりしたのがね、入場料!
外国人料金が750ルピー(約1500円)もするわけですよ。これは高すぎる!まさか、ぼったくり?と思ったけど正規料金なんだって。

けど750ルピーは高いでしょ~。東京から九州くらいまでの距離の寝台列車が300ルピーくらいなのに。
じゃあ、インド人料金はいくらなんだよ?と思ってチケットカウンター覗いてみたら、




20ルピー(約40円)でした。笑  なにこの違い… 俺らインド人の40倍近く払ってんじゃん 笑





まあ気にせず入場!


例のごとく、ぜんぜん期待してなかった僕ですが、タージ・マハルを目の前にした瞬間、感動しました。
タージさんすいません。なめてました。





これはかなり綺麗!美しすぎて見とれてしまうほど!
世界遺産の選考委員も2秒で決めたはずよこれは。

「タージ?どうせショぼいだろ… インド人が作ったのなんてさ、たかが知れてるよ、どれ見せてごらん?(チラッ)うん、世界遺産決定。最高!フォー!!!」

ってなるはず。笑  そんぐらい綺麗!





近くまで行って見とれたり、写真撮ったり、大理石触ったりしてたけどぜんぜん飽きない!う、美しすぎる・・・

たぶん、ムムターズは相当な美人だったんだろうな~ 新垣結衣とか佐々木希とかそんなかんじだろうな~・・・





だとしたらわかる。わかるぞ、シャー・ジャハーン!むしろあと3つぐらい建てちゃいましょう!!笑









ちなみに気になってムムターズを調べてみたらこんなんでした。






シャー・ジャハーン・・・ 貴様が犯した罪は大きい。







とかそんなくだらないことを考えながら眺めていると、



「ヘイ、フレンド!写真撮ってやろうか?」


と、インド人の若者グループに声をかけられた。

あ、そういえばまだ写真撮ってないや。ここはお願いしよう!



とりあえずピースをしてみる。しかしここでインド人が



「ピースじゃなくてさ、タージのてっぺんを掴むようなポーズにしてくれよ!ほら、周りのみんなもやってるだろ?」



言われてみれば、周りはみんなタージのてっぺんを掴むようなポーズをとっている。遠近法で、写真で見たら自分がタージを掴んで持ち上げているように見えるのだろう。
ここは、インド人っぽく、そのポーズで写ってみるか!そして僕はポーズを撮った。


「そうそう、その位置でいいよ!いいねいいね~!最高だ!はい、ポーズ!(カシャ)」



俺「ありがとう!君たちも撮ってあげるよ♪」


彼らはカメラのバッテリーが切れてて写真が撮れなかったらしい。写真を撮ってあげた。



陽気な奴等である。ただ、サングラスやペンをパクろうとしてたけど。笑




その後、タージを後にして帰ろうとしたらなんと偶然、のぞみさんと再会!
彼女とはデリーの空港で会って以来、2日間行動を共にして、
列車のチケットの手配やオススメのポイントを教えてもらったりしてかなりお世話になっていたのだ。
昨晩に別れ、それぞれ別々のポイントへ向かうところでの偶然の再会だった。


このお方は、インドの旅での一番の恩人だ。この後世界一周をするらしい。かっこよすぎる!



最後に写真を撮ってもらい、次なる目的地、バラナシへ向かった。




↑ミスバックパッカー選手権日本代表(俺が勝手にそう思ってる)笑、のぞみさんとの写真




俺「写真、ありがとうございます!それでは、よい旅を!」



のぞみさんと別れ、今撮影した写真を見た。そして思った。



あ、そういえばタージで撮った写真まだ見てないや。うまく撮れてるかな?
インド人の若者が「いいね~、そのポーズ。いいよいいよ~」と褒めまくってたからきっと大丈夫だろう。



いちおう、確認してみるか。




















・・・インド人、てめえコノヤロウ(猪木風)。






意味不明なポーズになってるじゃねーか!
馬鹿すぎるだろこの写真。笑



ははは・・・
もはや笑うしかない。笑
マレーシアのツインタワーの写真よりも残念である。(泣)






インド人に小馬鹿にされ、悔しい思いを引きずりつつも、次の町、バラナシに向かいます。




リアルタイムではもうインド出国間近なんだけどね。笑

明日も更新します!!1日2回ペースの更新になりますね~。旅も終盤なので、よかったらチェックしてください♪
それでは~  


Posted by shinzatosun at 04:35Comments(7)

2012年02月24日

インド人の10人中9人は・・・

どうもどうもー!

インド、ネット環境がなかなかないんで更新するのも一苦労です!


念願のインドに到着した僕。

この日は友達の友達、インド人のDeepak(ディーパック)と会うことに!
ディーパックは大学で日本語を学んでいて、めっちゃペラペラです。

電話で話したけど、日本人なんじゃないの?って思ってしまうほど日本語堪能!


ディーパックが言うには、「615番のバスに乗れば、僕のいる大学につきます。学生寮に来てください」
らしい。「オッケーオッケー♪!」ってアホみたいに軽ーく返事したけど、外に出て気付いた。




・・・バス停ってどこだ?道はこっち側か?あっち側か?
そもそもその大学まで距離はどのくらいだ?お金はいくらかかるんだ?

なにも考えずに軽く返事してしまった。「なんとかなる」って日本ではよく思ってたけど、インドではなんとかならない気がする・・・



「インド人には気をつけて。奴らは詐欺のプロです。10人中9人は悪人だと思ってください・・・」




今まで出会った旅人や、インド旅行記の本、ガイドブックの文章が頭をよぎる。




いや、もうやるしかない!騙されても、それはネタだ!騙されたことをおもしろく話せるじゃないか!
覚悟を決め、とりあえず大通りに出る。まずはバス停を探さなきゃ!




近くにいたおじさんに声をかける。「○○○大学に行きたいんですけど、バス停はどこですか?」

おじさん「その大学はここからだいぶ遠いよ。バス停はこの方向をずーっと歩いたところだ。」

おじさんに礼を言い、歩き出す。10分ほど歩いたが、どこにもバス停は見えない。



・・・まさか、騙されたのか?騙されてたらどうしよう、と途方にくれていたそのとき、若い兄ちゃんが声をかけてきた。




若造「ヘーイ!どうしたどうした?迷ってるのか?」


怪しすぎる。この気安く話しかけてくるかんじ、やけにフレンドリーなその態度。怪しい!!
いちおうバス停への道を聞いてみる。



若造「あー、この大学か!これは遠いぞ。電車がオススメだけど、バスで行くならあっちにバス停があるよ!まっすぐ進んで右、消防署の隣のバス停だ。」

俺「教えてくれてありがとう!」



・・・さあ、くるか?
ところでお土産とか探してるんじゃないのか?とか、実は日本語を勉強しているんだ、少しでいいから話そうぜ!おごるからさ!とか言ってくるんじゃないのか?



若造「いいっていいって!気にすんなよ!無事に着くといいな!それじゃ!」





・・・あれ?なにもない。しかも教えられたとおり進んだらバス停発見!
なんだ、いい奴だったんだ…。
最初のおじさんも本当のこと言ってたんだな。ここで少しインド人を見直した←上から目線 笑




まもなくバスが到着し、勢いよく乗り込んだ。
さて、乗ったのはいいけど、どこで降りるか、いくらかかるか、時間はどのくらいかかるか、確認しなきゃな・・・


乗務員がいたので聞いてみた。


この乗務員、ガム噛んでるし目つきが怖い。笑
けどこの人に頼るしかない!


俺「あ、あの・・・この大学に行きたいんですけど・・・」

乗務員「ん?ああ、このバスだ。1時間くらいだな。料金は15ルピー(約30円)だ。」

俺「安っ!笑 ありがとうございます。えっと・・・どこで降りたらいいんでしょうか?」

乗務員「ああ、わからないのか。よし、俺の隣に座りな。着いたら教えてやるから。」



ああ、なんていい人なんだ・・・。やっぱり、見た目で人を判断しちゃいけないよな。

感動に打ち震えていた俺に、乗務員が声をかけた。



乗務員「ところで、おまえの友達はバス停で待ってくれているのか?この大学は途方もなく広いぞ。絶対迷うぞ。」

俺「え?そうなんですか?それは困るな・・・ もう夜になってるしな・・・」

乗務員「・・・電話持ってるか?友達の電話番号知ってるか?」

俺「友達の電話番号なら知ってます!」

乗務員「よし、俺が電話をかけてやるよ。(電話をかける)ハロー!君の友達のジャパニーズが今バスに乗ってる。あと10分くらいで着くからバス停で待っていてくれないか?・・・(電話をきる)これでオーケーだ。」

俺「あ、あ、ありがとうございます!←感涙」




その後無事に大学に到着し、乗務員はなんのお礼も要求せずにウインクだけをして去っていきました・・・




・・・おい、

インド人。めっちゃええ人やんけー!話が違うぞ!!!




乗務員の優しさに感動していた俺。ディーパックと無事会うこともできた。



↑右がディーパック。




直接会って話してやっぱり思った。日本語上手すぎ!笑



だってさ、東野圭吾とか読んでるし、源氏物語とかも勉強してるんだぜ?そこらへんの中学生よりよっぽど日本語上手かったです!




ディーパック「褒めてくれてありがとうございます。けど、現状の自分のレベルに満足していてはダメです。なぜなら、学問に終わりはないのだから・・・。日本語は奥が深い。もっともっと頑張ります。」


これ、ディーパックの言葉ね!すごくない?笑
こんなこと言うインド人、見たことない!!




日本について、インドについていろいろ話をした。いや~本当勉強になりました!



あとに、その大学の食堂に行って夜ご飯♪



ここの食堂のカレーとナンはめちゃくちゃ美味かった!!沖縄に開業して欲しいくらい!




↑ディーパックとディーパックの彼女と。




「今日は寮に泊まっていけよ!明日もいろいろ見せたいものがあるんだ!」
とディーパックは言ってくれたけど、残念ながら明日の朝にはもうデリーを出発することになっていたのでここでお別れ。



バス停まで送ってくれて、寒かったから上着も貸してくれて・・・
ものすごく優しかったです。


バス停でも今流行っている音楽のこと、ディーパックの彼女のこと、いろいろ話した。
そうこうしているうちに遠くから車のライトが見え、バスが来た!最終のバスだ。




ディーパック「それじゃあこれでお別れですね。また絶対デリーに来てください!ちゃんと帰れますか?」

俺「来た道だからたぶん大丈夫・・・わからなかったら人に聞くよ。ありがとう!それじゃあ、また!」



最後まで、俺がちゃんと宿まで帰れるかを心配してくれた。なんていい奴なんだ。
正直、ちゃんと帰れるか不安だったけど。なんとかなるだろう!!





さよならの握手をし、バスに乗り込む。ふと顔を上げると、なんとあの乗務員が!!!




乗務員「また会ったな。このバスは周回コースだからな。最初に乗ったバス停で降りるのか?降りるとこ教えてやるよ」

俺「あ、あ、ありがとう!!!」




そのあと、このバスはバス停を無視してまで、俺が泊まってる宿のすぐ前の通りまで行って降ろしてくれた。

最後の最後まで、本当にいい人たちだった。




訂正します!


インド人の10人中9人は悪人←×
インド人の10人中9人は善人←○



人に優しくされたとき
自分の小ささを知りました






インド大好きになっちゃったじゃないかこのやろー!  


Posted by shinzatosun at 15:43Comments(9)

2012年02月22日

ナマステー 

こんばんはー!

みなさんブログの記事にたくさん反応をくれてありがとうございます!

かなり嬉しいです!旅が終わるまでちょくちょく書き続けます!もっと軽いかんじのやつも書きます!笑



さて、僕はあのあとカンボジアを離れて、ついにこの地にやってきました。











そう、インドです!!!




「ぼったくりや詐欺が多い」「とにかく汚い、臭い」「下痢がやばい」

と悪名高いインド。



インドは不思議な国で、
ある人は「インドは最高。絶対にまた行きたい!!」と言い、またある人は「もう死んでも行きたくない」と言います。


野良牛がいる、町を歩けば詐欺師だらけ、そしてウンコだらけ。

まさにカオスな国!



詐欺師の品質(巧妙さ・しつこさ・数)にかけては世界一のインド。
当然、警戒しなければいけません。

ガイドブックを見ると、
○声をかけてくるインド人を簡単に信用しないように。詐欺師の可能性が高い。
○道を聞いて親切に教えてくれたとしても教えてくれた答えがあってるとは限らない。複数の人に聞こう。
○食べ物には常に気をつけよう。インドの下痢は強烈!まあほとんどの人がほぼ下痢になるのだが。
○もし食べ物や飲み物をもらっても飲まないように。睡眠薬が入っており、気付いたら持ち物がすべてなくなっていることもある。
○列車は遅れる。1時間2時間の遅れは当たり前。
○タクシーに乗ったら、必ずモメることになる。(料金をつりあげたり、自分が契約してる土産物屋や宿に連れていかれる)
○そこらじゅうで麻薬を売っているから買わないように。


などなどの注意をあおることが書いてある。デンジャー!!



まずさ、
「空港に着いたのが夜遅かったら、外で待ち構えているタクシーには乗らずに、空港で一泊したほうがいい。乗ってしまうと100%トラブルに巻き込まれる。」



っていうのがウケる。笑
ガイドブックが空港に泊まるのを薦めるってなかなかないでしょ。



旅先で会った旅人達も、「インド人はマジありえないっす」「あいつらは10人中9人は悪人と思ったほうがいいっす」
て言ってた。どうやらやばい国であることは間違いないようです。




思えば今までのぼったくりはインドにむけてのウォーミングアップだったんでしょう。

「インド人には騙されない!かかってこいや詐欺師軍団!」
飛行機の中で気合を入れなおしました。




インドのニューデリー空港につき、一人の日本人女性がいたので声をかけた。

このお方、インドには来たことがあるらしい。
一人では心細かったので、街までいっしょに行くことになった。

この出会いはかなり大きかった。インドでの恩人ナンバーワンは間違いなくこの人。




タクシーを利用して、彼女が予約してある宿へ・・・

到着したあと、やっぱりモメた。笑
空港の入場料があるからそれ払えとか言ってくる。宿の主人に確認したらそんなのはないから払わなくてもいいよとのこと。



けどこの運転手がマジでしつこく宿のフロントに居座ったので、しかたないから払って帰らせることになった。あとで確認したら、それだけじゃなくて、空港からこっちまでの料金も普通にぼったくられてました。笑

プリペイドタクシーの係員に確認したのに・・・。係員もグルでぼったくってます。あー怖い。






で、俺はその宿には泊まらず、もう少しランクの低い宿へ。
外を少し歩くとリクシャー(インドのバイクタクシーのこと)が次々と声をかけてくる。


「ヘーイ、フレンド!!どこ行くんだい?」



こんなおっさんとフレンドになったつもりはないんだけど。まったくもって図々しい。笑



正直言って歩く気力もなかったし、土地勘もないので宿までをリクシャーにまかせることに。
あらかじめチェックしていた宿の名前を言うと、70ルピーだ!と言う。とりあえず値引きして、50ルピーでOK!
(1ルピーは約1.8円)

↑ちなみにこの時は相場知らなかったんだけど、この50ルピーもクソ高い。(怒)






しばらく走っても一向に着く気配なし。ってか、こいつ・・・






宿の場所知らないな。笑






完全に宿を探しながら走ってる。いやいや、最初に知ってるって言ってましたやん!!←関西弁




わからないなら周りの人に聞いてでも行けと言い、多数の人に聞き込みを行った結果、なんとか宿まで到着!

さて料金交渉。



運転手「はー、やっと着いた!長い間、ここまでけっこう走ったから50ルピーじゃダメだな。100ルピーだ!!」

「は?わからないのに乗せたあんたが悪いんだろーが!50以外は払わないぞこのやろー!」

運転手「いや、ダメだ。絶対に100払ってもらうぞ。」




この時点でイライラは頂点。笑
けどここでまたモメたらチェックインがだいぶ遅くなるので怒りを鎮め、


「またまたー!おもしろいこと言うねー!ユーアーファニー!ナイスジョーク!はいっ!(50ルピーを渡す)」



肩を軽く叩きながら金を握らせ、無理やり握手をしてその場を立ち去りました。笑

うしろでなんか怒鳴ってるけど、無視無視!相手にする時間が無駄です





そのあともまた宿の人とモメたり、
(チェックインを1時間くらい待たされ、なぜか待っている間ホテルスタッフのインド歌謡の熱唱を聞かされる)

部屋に入るのにめっちゃ時間かかったり・・・
(料金確認しても話をはぐらかしたり、何回か部屋に入ってこようとしたり)

めんどくさかったけどなんとか無事に宿の確保に成功!


疲れてたのでぐっすり眠りました!とりあえず、一日目は無事だった・・・笑。





↑これが宿。ネットで調べた場所とぜんぜん違う。笑 めっちゃ路地裏。




日本だったら、
空港到着→タクシーに乗ってホテルへ→就寝っていうスムーズな流れなのに

インドだったら
空港到着→(鬼のような客引きを必死で回避)→タクシーに乗ってホテルへ→(違う宿に向かうor場所知らない)→(モメる)→ホテル到着、チェックイン→(モメる)→問題解決→就寝



っていう流れ!非常ーにめんどくさい。笑






ちなみに、

俺は無事だったけど、この日にトラブルにあってる人めちゃくちゃたくさんいました。



タクシーに乗り、予約してある宿に行こうとしたら
「あの宿はもう閉店したぞ?知らないのか?」
と言われ、別のちょっと高い宿につれていかれた、とか。


途中で降りようとしたら野犬がめっちゃいるところにおろされそうになったとか


インド初めてだって言ったら旅行会社につれていかれて、めちゃくちゃ高いツアーを組まされたり(日本の感覚で言うと普通の値段かもしれないけど、インドだったらありえないくらい高い。)


駅にチケット買いに行ったら係員(の格好をした偽者)に、今日の列車は売り切れだ。そこの旅行会社でチケットを発行してもらいなさい。あっちは政府公認だから安心だ。と言って高額な手数料取られたり。



みなさん強烈に騙されてました。笑
インドおそるべし!!




純粋な人はぜったい騙されるから注意してね!



↑ちなみにこんな奴らです。笑





次はデリーでのことを書こうと思います!


リアルタイムに追いつくために、ハイペースで記事更新しますねー!
  


Posted by shinzatosun at 14:43Comments(7)

2012年02月19日

Where is the love?

こんにちは!おひさしぶりです。最近はネット環境がなくて更新できませんでした・・・


先日カンボジアで感じたこと、俺が日記に書いたことをそのまま記事にしようと思います。

ブログ用に書き直したりせず、文体とかも気にしないで書く。本当に、ありのままの気持ちを書く。
読んでくれたら嬉しいです!



昨日、カンボジアの「負の遺産」、キリングフィールドとトゥール・スレーン博物館に行ってきた。
一番行きたかった場所。



「地雷博物館」のときも話したけど、カンボジアでは1970年代に戦争がおきて国がボロボロになった。


そしてそのときに起こった悲劇がポルポトの恐怖政治



独裁者ポルポトは、自分の理想である「真の共産主義」を実現させるために、次々と人を殺した。

まず、敵対してた政治党の奴らは殺された。その家族も皆殺された。

次に、クーデターや民主革命を起こさないようにする予防策として、教師や弁護士などの文化人(教育を受けたもの)、あらゆる技術者が全員殺された。


ハーフや海外に留学経験があるもの、読み書きができるもの、時にはメガネをかけているというただそれだけの理由で殺された人もいたらしい。


「反逆するかもしれない」

これだけの理由で殺された。無実なのに。



ポルポトの狂気はまだ続く。


戦争が続き、国内の食糧生産率が下がってくると、ポルポトは都市に住む人たちを強制的に農村に連行し、労働を強いた。

ありえないくらいの重労働。満足に働けない奴は殺された。老若男女、子どもでも関係なく殺された。

そうしてできたわずかな食糧も、中国に売りさばき、戦争のための資金とされた。



ポルポトが支配していた3年間で、カンボジア国民の3分の1が死んでしまったんだって。



その後ポルポトは政権を追われて、いちおうこの大虐殺は終わったんだけど、
それから内戦が勃発して地雷の問題とかが出てくるわけです。



で、昨日行ったキリングフィールドとトゥール・スレーン博物館はこの虐殺の現場。

これは行くしかない!と思って行ってきた。




トゥール・スレーンはもともと学校だった建物を、監獄として使っていたもので、「一度収容されると生きては帰れない」建物だったそうだ。


↑この金網は脱獄防止ではなく、「自殺防止」のものだそうだ。ひどい拷問に耐えかねて、飛び降り自殺者が後を絶たなかったから設置されたらしい。3階まで金網でびっしり。




ここでは、わかっているだけでも2万人の人々が拷問され、処刑された。
その中には2000人の子どもも含まれていた。(家族全員皆殺しのため)
生き残ったのはわずかに8人・・・ 地獄のようなところだ。


↑ただでさえ狭いスペースなのに鎖でつながれ自由がなかった。





まず、政府に反乱する疑いのある人物を収容する。(教師や技術者など。ほとんどが無実。その家族もみんな収容。)

残虐な拷問にかけ、自白させる。(死ぬより辛い拷問。死んだほうがマシで、自殺者が多数だった。)

その際に、他にもスパイの疑いのある者を無理やり白状させられる。(今度はその人が捕まる。)

処刑。(その後、また次のターゲットへ・・・)



この流れの悪循環。次々と人が殺された。


拷問のやり方が本当にむごくて、
手足を拘束して水責めとか、爪や皮膚をはぐとか、刃物で切り刻むとか・・・まだまだひどいのもたくさんあった。



博物館には犠牲者の写真、当時の様子が描かれた絵、拷問に使われた道具なんかがあるんだけど

何気なく床や壁に残ってる血痕や、衣服なんかが本当に衝撃で、思わず息を呑んだ。




犠牲者の写真もやばかった。拷問前に取られた写真なんだけど、みんな無表情。
当然だよな。これから殺されるってことがわかってるんだから。


一枚一枚写真を見てると、みんながこっちを見ている気がして怖かった・・・

↑本当怖かったから、近づいて撮れなかった。こんなの初めて。



沖縄でこういう施設はたくさん行ってるけど、初めて頭が痛くなったし、犠牲者の写真が展示されてるとこなんか鳥肌が止まらなかった。


↑奥には黒板が見える。かつて学校だったなごり。虐殺現場となった今も黒板は残っている・・・



そして、キリング・フィールド。

トゥール・スレーンが収容者でいっぱいになって死体も処理しきれなくなったため、新しく処刑場として使われたのがここだ。


今は観光地化されており、たくさんの外国人が訪れている。日本語の音声ガイドもあり、この施設についてかなり深く知ることができる。



キリングフィールドからは9000体の遺体が回収された。
異臭がしたので地面を掘ってみたら死体がたくさん出てきたそうだ。

しかも埋葬とかいうものではなく、無造作に、穴に死体を投げ入れたかんじだったらしい。


周辺には、人骨や衣服が散らかっている。異様な雰囲気。


↑中央右にあるのが人骨。中央左下にある白くて小さいものは歯。



当時ここの存在は隠されていたため、夜に処刑が行われた。
処刑の方法もひどい。


音を出さないために、そして高価な銃弾を消費しないために、銃を使わずに木の棒やクワやオノを使って行われた。

銃のように一瞬では死なず、その分、苦しみが増えた。


これはキリングツリーと呼ばれる木。


赤ん坊や子どもも処刑するときに使った木で、頭をこの木の幹に思いっきりぶつけることで処刑したそうだ。
血のりや脳みそが幹にたくさんついていたとか。



まだ回収されていない遺体も残っている。本当に悲惨な、「負の遺産」。

慰霊塔には犠牲者の頭蓋骨が積み上げられている。


その真っ暗な目が、悲しみを訴えている気がした。






たった30年ちょっと前に、こんなことが行われていた。なんていうか、本当に信じられない。

言葉が出ないっていうのはこういう状態のことを言うんだろうな・・・


カンボジアでは考えさせられることが多いけど、もはやなにも考えられない。




涙なんか少しも出なかった。ただただ、衝撃を受けた。衝撃がでかすぎた。


「2度とこういう過ちは起こさせません」
こう誓うことしかできなかった。




宿に戻って、ベッドに横たわって、じっと考える。





ふと思った。




今もこの世界で戦争が行われている場所がある。差別や貧困、様々な問題がある。





目を覆いたくなるような出来事は現在進行形で起こってるんじゃないか?

本当に目を向けなければいけないのは、そっちのほうじゃないのか?

今も同じようなことが起きてるってのは、過去からなにも学んでないってことじゃないのか・・・?




そう。
今も世界では紛争や虐殺、貧困や差別がある。



俺達が知らないだけでさ。

テレビなんかじゃ報道されないひどいことだってたくさん起きてるはずなんだ。



アフリカの飢餓はいまだに深刻だし、戦争が行われている地域だって実際にある。
テロの脅威、少年兵、難民の増加、

そして、カンボジアの貧困・・・



今俺達が平和に暮らしてるこの瞬間にも、世界では誰かが苦しみながら死んでいる。







過去を振り返り、過ちを見つめ、この過ちを繰り返さないように誓う。これは誰でもできること。
っていうか、あんな場所に行ったら誰もがそう思うに決まってる。


過去を振り返るだけじゃなくて、現状を知らなきゃ!過ちを繰り返さないために、今ある問題に向き合わなきゃ。





やっぱ、まずは「知ること」が大事。
知って、あとはどう動くか。


これはその人次第。


募金とかボランティアとか、やり方はたくさんあると思う。




俺は、たくさん勉強して、今世界で起こっている問題をみんなに知らせたいと思う。
教師になっても、生徒に伝えていきたい。


俺なんかがひとりでどう動いても世界はきっと変わらないし、争いもなくならないだろう。

けど、動かないよりはマシだろ?知らないよりはマシだろう?




そんな考えが頭をめぐる。





ふと、曲を聴きたくなった。



The Black Eyed Peasの「Where is the love?」を聴く。




But if you only have love for your own race
(もし、自分と同じ人種しか愛せないというのなら)
Then you only leave space to discriminate
(差別することしかできなくなってしまう)
And to discriminate only generates hate
(差別することからは、憎しみしか生まれないのに)
And if you hatin you're bound to get irate
(そして、憎しみを感じた時に人は、イライラした感情を心に抱き)
Yeah madness is what you demonstrate
(狂ったような怒りだけを表現するようになってしまう)


If love and peace is so strong
(もし愛と平和がとても強いものなら)
Why are there pieces of love that don't belong
(なんでそこに愛のかけらもないのだろうか)
Nations droppin' bombs
(国家は爆弾を落とし、)
Chemical gasses fillin' lungs of little ones
(化学兵器が子供たちの肺を満たす)
With ongoin' sufferin' as the youth die young
(若者が死んだりというような苦しみが続いている)



*サビ
People killing, people dying
(人々は殺し合い、そして死んでいく)
Children hurtin, you hear them crying
(子供達は傷つけられ、その泣き声が聞こえる)
Can you practice what you preach
キリストの説教を実践する事はできる?
And would you turn the other cheek
(片方の頬を打たれたら)もう片方の頬を突き出せる?

Father, Father, Father help us
神、神、神よ私たちを救って下さい
Send some guidance from above
空の上から何か導きを送って下さい
'Cause people got me, got me questionin'
なぜならば人々は絶えず私に聞くのです


Where is the love......
(愛はどこへ行ってしまったのだろう・・・)



http://youtu.be/WpYeekQkAdc





やべー心にくる。



また泣きそう。カンボジアで何回泣いてんだ俺は。笑



けどやばい。
考えずにはいられない。




とにかく、過去から学んで、二度とこんな過ちがおきないようにしよう。

そして、
今この世界で現実に起こってることを把握しよう。まずは知ることからはじめよう。


動かなきゃ、なにも始まらない・・・。




もし一人ひとりが少しでも世界のために動くことができれば、世界は少しでも変わっていけると思う。

てか、変わっていってほしい!!


しっかり生きよう。世界から少しでも悲しみがなくなるように。


2012. 2/13(月) カンボジア、プノンペンにて






長々と書いてしまいました。

ブログ最長です。


文もめちゃくちゃで、読みづらかったと思います。すいませんm(_ _)m


けど、自分が感じたことをありのまま残すことができました。


Black Eyed Peasの「Where is the love?」。ものすごくいい歌詞です。
中学3年のときに何気なく聞いていたこの歌がこんなにメッセージが詰まっているとは思いませんでした。

この歌が発売された当時、アメリカがイラクに戦争をしかけ、イラク戦争が勃発。
それを痛烈に批判し、愛はどこにあるんだ?と問いかけてる歌です。

アーティストはこうでなくちゃいけないと思います。


これが歌詞の全訳リンク。よかったらどうぞ。

http://nonkiph.blogspot.in/2009/05/where-is-love-black-eyed-peas.html



愛はどこにあるのだろう・・・



みなさんも一度考えてみてください!!









笑顔が増えますように!



ONE WORLD!!  


Posted by shinzatosun at 21:53Comments(14)

2012年02月12日

地雷博物館

こんばんは!久しぶりの更新です!

今日は「地雷博物館」について書こうと思います。


かなり長いです。そして重いです。


けど、たくさんの人に読んでほしいし、知ってほしいです!!



先日、地雷博物館に行きました。アンコールワットから少し離れたとこにあるこの施設。





カンボジアでは1970年代にベトナム戦争に巻き込まれるかたちでクーデターが起こり、それをきっかけに国が崩壊。
ポルポトの恐怖政治(国民の3分の1を大虐殺)、さらにそれに対する紛争が起こり、たくさんの人が死にました。



それから30年あまり。
今もその威力を維持したまま人々の生活を脅かす兵器があります。

それが「地雷」です。



地雷には人用と戦車用があって、破壊力がぜんぜん違うんです。


戦車用を踏んだら即死だけど、人が通れないような道(戦車が通る道)に設置されるので人の被害はまだ少ないほう。
問題は人用の地雷。これの破壊力は足を片方吹っ飛ばすくらいの破壊力。死に至るケースよりも生き残るケースのほうが多い。


何故かというと、この地雷は「人を生かしながら苦痛を与えるため」に作られた兵器だから。



説明すると、


戦争のとき、お金がかかりますよね?兵器にしても食糧にしても、莫大なお金がかかるわけです。当然、怪我人の手当てにもお金がかかります。資金が底をつくと、兵器も買えない、食糧もない。資金が底をついたらピンチなんです。負けに直結します。


で、ここが重要。戦争で死んだ人の供養や埋葬にはお金はかからないんです。


つまり、相手を「殺す」よりも「死なない程度の重傷」を負わせて手当てをさせたほうが相手国にとっては有利な状況に持ち込めるわけです。




こうして、地雷は戦場に大量に埋められました。

殺すためではなく、死なない程度の重傷を負わせる兵器として。
激痛と、「こんな苦しい思いをするくらいなら、いっそ殺してくれ」という絶望感を与える兵器として・・・



加えて、地面に巧妙に埋められているために、どこにあるかがわからない。
発見するのも撤去するのもめちゃくちゃ手間がかかるし費用もかかる。




「最悪の兵器」。それが地雷です。




地雷はたくさんの人の手足、そして命を奪っていきました。



突然足が吹っ飛ぶという絶望感・・・
想像できますか?
俺はできません。考えるのも怖い。


目の前を歩いていた母親が地雷を踏んで爆発死したり、鬼ごっこをしてたら足が吹っ飛んだっていうのもあるらしい。




↑↑地雷注意の看板




この地雷博物館は元兵士のアキ・ラーさんによって建てられました。





名前が日本人っぽいからかわからんけど日本語も話せるそうです。笑






地雷博物館を建てたいきさつもまた衝撃。



彼は5歳のときに兵士に両親を目の前で殺され、そのまま軍に引き取られ、育ちました。
自分の両親の仇の一員になったわけです。


幼い頃から徹底的に人を殺す技術を叩き込まれ、おもちゃは銃やナイフだったそうです。
そんな彼は16歳の頃には一人で敵部隊を全滅できるほどの凄腕の兵士に成長していました。


当時は「ノーチョイス」。選択肢はなく、命令に従えなければ殺されるという世界でした。



彼はたくさんの敵兵を殺しました。やらなければ、やられるから。
地雷も大量に埋めました。
敵軍を倒すために。自分の命を守るために。



やがて戦争も終わり、彼はやっと自由になれました。
両親を殺された恨みを持っていた彼は開放を心の底から喜びました。



そんな彼の転機は、国連から地雷撤去を手伝ってくれないかとの要請があったことでした。

地雷撤去をする傍ら、様々な国の人との出会いで兵士以外の生き方があること、仕事を自由に選べることを知ります。



彼はこれまで地雷を3万個以上も処理してきたそうです。ものすごい数。



しかし、農村やジャングルに残る地雷は百万個とも二百万個ともいわれているそう。




彼は貧しい人や外国人にも地雷の悲惨さや現状を知ってもらおうと、自宅を改築し、地雷博物館を建てました。


もちろん入場料は無料。地雷撤去作業も無料で引き受けています。



見学者の寄付とアキ・ラーさんの収入だけで運営しているこの施設。博物館の裏手にはフリースクールがありました。
戦争孤児や地雷被害児を引き取って養育してるそうです。



↑こどもたち。




さすがに写真は撮れなかったけど、足がない子もいました。




本物の地雷や、マシンガンや手榴弾。そして被害者の写真が展示された博物館。(日本語の看板もあり)












本当、いろいろ考えさせられた。








だってさ、5歳のときに両親を殺されて、それからずっと自由がない生活で、
10年以上も、殺されるかもしれないっていう恐怖に脅えながら、人を殺し続けなきゃいけなかったなんて・・・



そんなのひどすぎるでしょ・・・



その間にも、空腹のあまり友達が豚の餌を盗んで殺されたり、生きるために小便を飲んだり、目の前で虐殺が行われてるのを見せられたり




まさに「地獄」を生きてきたんだと思います。






俺らが生きてきた時代とはまったく違う時代。
想像もつかない、恐ろしい時代。






アキ・ラーさんは多くを語らず、ただこう言うそうです。



「地雷をなくしたい。人のために生きたい。」





きっと、命令されてやったこととはいえ、昔自分が犯した罪のことに対しての後悔もあるんでしょう。望んでやったことではないとはいえ、人を殺してるんですから。

これからもずっと、彼の戦いは終わらないんです。






なんかわからんけど、涙が出そうになりました。




この人も被害者なんだよなーって。

辛い過去を引きずりながら、「人のために生きたい」って言ってんだなーって。


すげえな・・・って。





なんでなのか、カンボジアでは涙が勝手に出てきます。


なんなんだろうね、これは。わからない。






「現実を見る」という目標で旅に出た自分。




悲惨すぎる過去と、それが今も続いているという信じられない現実。それを目の当たりにすることができました。

辛すぎて目を背けたくなるときもあるし、なんか考えすぎて苦しくなるけど


現実から目を背けずに、いろいろと見ていきたいと思います。







最後に、またひとつ考えさせられることを。



現在カンボジアでは地雷除去さえも「ビジネス」になっており、地元の有力者が仕事として引き受けているそうです。

それに対してアキ・ラーさんは個人で引き受けて、無料でやってます。


つまり、なにが起こるのか。


それは、アキ・ラーさんに対しての妨害行為や、たくさんの嫌がらせです。
地雷撤去をビジネスとして見ている彼らからしたらボランティアでやってるアキ・ラーさんは邪魔者ですから。




本当に大切なのは人の命なのに。金のほうが大切なのかな。




そして、さらにあとひとつ。

日本からの地雷撤去の支援金(カンボジアの地雷撤去のためにご協力を!っていう募金のやつ)。

あれはアキ・ラーさんのところには1円も入っていません。
すべて有料で引き受ける団体のところに支給されているそうです。


支援金は増えれば増えるほど、アキ・ラーさんへの妨害は増すばかり。だって、莫大な金が手に入るのにボランティアでこういう活動をされたら、邪魔ですからね。

皮肉ですよね。
助けたいと思って募金したお金がこうなっているというのも、俺は衝撃でした。






長々と書きましたが、みなさんが考えるきっかけに少しでもなれたらいいなと思います。




どこまでも続く田舎道。笑顔と元気がいっぱいです。



それでは!  


Posted by shinzatosun at 22:24Comments(10)

2012年02月03日

アンコール!アンコール!!

ついに


ついに来た


小さい頃から憧れてた





アンコールワットに!!




思い返せば10年以上も前。
「世界ふしぎ発見」という番組が好きだった俺は初めてアンコールワットの特集を見て衝撃を受けた。




「ジャングルから発見された忘れられた王国の遺跡だって・・・? か、か、かっけー!!!!!そして黒柳徹子、正解率ハンパねー!!!」




・・・それ以来アンコールワットは憧れの地であり、いつかは行ってみたい場所であったのだ。




まあ、けど憧れてたっていっても、子どもの頃の話だし、最近の俺ときたらめったに感動しない性格になってしまったため、正直あんまり期待してなかった。(人には感動するが、景色や建築物にはあまり感動しない)


「昔から憧れてたし、やっぱカンボジアに来たんだったら行ってみよっかな、アンコールワット。」


っていうノリで行きました。







いや、なめてました。笑


すみませんでした。本当に。



いや~アンコールワットはすごかった。



あんな建築物を造るなんて、クメール人に「正気ですか?」って聞きたいくらいだ。






ここ最近のカンボジアは天気が悪く、ほぼ朝日は見れないとのことだったが、とりあえず朝に行くことにして、6時ごろに到着。

そしたらめっちゃたくさんの人、人、人!!



雰囲気ぶちこわしだけどそれもしょーがない。



だんだん空が明るくなってきたけどやはり天気が悪く、きれいな朝日は見えず。

けど空の色のコントラストがきれいだったからいいかな!






明るくなったら写真撮影タイム!周りの人がバシャバシャと写真を撮り始めた。



そこで、気になるオバサン発見。チャイニーズなんだけど、取ってるポーズが意味不明。





なんですかこれは。笑

何を表すポーズなのか。しかもいまいち決まらないらしく何回も微調整してました。

たぶん中国で流行のポーズなんでしょう。

まったくもって理解不能でした。




とりあえず俺も一枚。







よし、それじゃあ中に入ろう!



近寄れば近寄るほどわかるアンコールワットの美しさ。




いや~すごいな~

真ん中の、緑の色使いとか特にすごいな~

何百年前のものとは思えない鮮やかな緑色。すごいぜクメール人。




と思ったら修復作業のシートでした。(泣)

こんな正面に思いっきりあったら雰囲気ぶち壊しです





中もすごかった!仕事がマジで細かい!



こんな壁画とか



こんな廊下とか!



こんな彫刻とか!




しかもめっちゃすごいことに、この彫刻は当時実際にここにいた人をモデルに彫られたらしく、一体一体の顔が違うらしい!



すごすぎるだろ・・・





表情を真似してみたけどうまくいかず、神秘的どころかただの気持ち悪い人になりました。









中には仏像が何体か残されており、盗掘被害にもあったけど残ってるのもあるらしい。
けどだいたいの仏像には首がない。これはタイとの戦争のときに首を切られて持ち去られたんだそうだ。



悲しい歴史を象徴するかのような仏像。見るとそこには、線香があげられている。



横に立っている男が一言



「あなたも線香をあげてください。お金は要りません。」





そうだな。クメールの神様にも敬意を払わなければ。


線香をあげようとしたら、横にいたおばさんが先に受け取り、線香をあげた。


何かを祈るように線香をあげたおばさん。立ち上がったと同時に男が






「はい、それじゃあ神様に寄付をお願いします。」










でたーーーーーーー!!!!











この手口聞いたことある!なんやかんや言って寄付をもらおうとするやつ!




「うん。お金は要らないよ、けど寄付ならいいでしょ?」(ニカッ)





って、いいわけねーだろ!笑



最初から素直にお金ちょうだいと言えや!(言ってもあげないけど)




神様を金儲けに使うとは・・・とんでもない罰当たり野郎である。これでは仏像さんもかわいそうだ。




手前の茶色いのが罰当たり野郎。






しかし、見れば見るほど本当にすごい。
天井にも細かい模様の彫刻が施され、柱や橋の欄干まで、すべてが美しい。






ここで一日中ボーっとしたいなあ。
















アンコールワットは自信を持っておすすめできる遺跡でした。

本当、行ってよかった!

あんなの造った古代クメール人、
ムァジ、ゥリスペックツ(SAMI-T風に) ってかんじ。



↑↑
アンコールワットにアンコールをかけるジャパニーズ








カンボジア、エンジョイしてますよー!

早いもので帰国まで一ヶ月をきりました。みなさんお元気でしょうか?




次回はもうひとつのアンコール遺跡群と地雷博物館について書こうと思います!

読んでくれてありがとう!それでは~♪  


Posted by shinzatosun at 22:03Comments(13)

2012年02月01日

衝撃

今日はカンボジアにあるフリースクールに行ってきた

目的は、ボランティアをするため。



「人のためになにかをしたい」
俺にはこの思いがある。


できれば「人のために生きたい」のだけれど、それは無理だと思う。

人間は自分があって、他人があるものだから。



ただやっぱり、「人のために生きていたい」という思いがあるのも事実なわけで。


こんな俺なんかになにができるのだろうかと思いながら門を叩いた。





初日なのでとりあえず見学をすることになった。



このスクールは英語と算数、そして日本語を教えている。

日本人の方が建てたフリースクールで、無料で授業をしている。



見ず知らずの俺に

「こんにちは!」

と、とびきりの笑顔で言ってくる子どもたち。






授業が始まると、俺は涙をこらえるのに必死だった。






わからないことがあったら失敗を恐れずにどんどん質問する。

英語や日本語の発声練習はめちゃくちゃ大きな声。

答えがわかったときのキラキラした笑顔。

問題を解いてるときの真剣な表情・・・






なんだこれ・・・


こんな、屋根しかないような教室で。
クソ暑いなか、エアコンもないのに。
蚊を払いながら、手作りの木のイスと木の机で、一生懸命に勉強する子どもたち。



誰一人として、サボっていなかった。みんな一生懸命。みんな楽しそうに学んでいた。




日本との違いはなんだろう?
日本はちゃんとした屋根のある屋内で、エアコン付の涼しい教室で学んでいる。
食べるものにだって困らないし、教科書もちゃんとしたのがある。

しかし、こんなにも一生懸命に勉強に打ち込むことはめったにない。





カンボジアでは、勉強ができるということ自体が嬉しいんだろうな・・・
だからこんなに、一生懸命なんだ。






感動と悔しさと哀しさがいっぺんにやってきて、



涙が流れそうになる






なんだよ、これ
こんなに貧しいのに、なんでこんなに笑いながら学べるんだよ・・・



じゃあ、日本はなんなんだよ
アジアで一番豊かな国のはずだろ?

本当の豊かさってなんなんだよ・・・


くそっ


俺は、今までなにしてたんだろ

なにも知らずにぬくぬくと生きてきてさ
嫌いな科目は避けてきて、勉強なんか嫌いだとか言ってさ

何様なんだよ俺は




これから俺になにができるんだろう



こんなに真っ直ぐな子たちに、なにができるんだろう



頭の中をぐるぐると回る、感動と悔しさと哀しさ



考えれば考えるほど、涙が出そうになる


理由はわからない。けど、勝手に出てくるんだ







今日一日だけで、カンボジアに来てよかったと心から思えた。
これから始まるボランティアの日々。



俺はきっとなにもできないけど。できるかぎりのことをしたい。
そして彼らからたくさん学んで、それを日本に伝えたいな。




本当はアンコールワットに行った記事を書くつもりだったけど、
今日自分が感じた感情を早いとこ記録に残したくて書きました。



読みづらいかもしれないけど、俺の心の中をそのまま書いたようなもんだから、勘弁してね。



  


Posted by shinzatosun at 23:58Comments(12)

2012年01月31日

旅に出るとき、荷物は極力少なくして行こうと決めた。

カメラやPCなどの電化製品、薬やシャンプー、手帳や本、そして服。

最低限のものを詰め込んだ。


「服はなにを着ていこうか」


自分の好きなブランドの服を着ていこうかと思ったが、なにがあるのかわからないのが海外。
なにかの拍子で服が着れなくなるかもしれない。しかし新しく服を買うような、そんな余裕はどこにもない。


そんなことを考えていたとき、2人の友達が服をくれた。


しかも、友達のオリジナルブランドの服。


中学のバスケ部の仲間。



二人ともデザインを学び、今はそれぞれ夢に向かって頑張ってる。




めちゃくちゃ嬉しかった。俺にとってはどんなブランドよりも、このブランドが一番。



友達が作る服はどれもかっこいい。



海外で汚しちゃったり、盗まれたりするんじゃないかという不安はあったけれど



やっぱ、着たいっしょ。










ブランド名は「VARIOUZ」。
多種多様という意味が込められている。



シンプルなデザインが好きな俺にはぴったりだ。









このロゴが左胸に入る。





ちなみに、今年の山内中男子バスケ部OB戦で見事6連覇を果たした我々42期生の今年の優勝記念写真はみんなこれを着用している。




この写り方ウケる。笑



今年OB戦行けなかったのはものすごく残念だけど、打ち上げのときにみんな電話してくれたのが嬉しかった。



来年は絶対参加する!!!




そして、もう一枚。





大胆なグラフィックのこのTシャツ。
インパクト抜群です!外人に凝視されました。


生地もしっかりしていて、たぶんあと5年は着用できる。笑


彼が作る服もとてもセンスに溢れている。
これまでもパーカーやコーチジャケット、キャップなんか作ってもらったけどとってもお気に入り!


これから独立してどんどん有名になっていくことでしょう。



夢を追ってる二人の友達。


マジでかっこいいと思う。


アパレルという厳しい世界でどこまでいけるのか、楽しみです。



俺も負けずに頑張らないと!!



そう思わせてくれる仲間がたくさんいることに感謝。




何年たっても、変わらずにバカ騒ぎして大笑いしようや!



いつもありがとう。  


Posted by shinzatosun at 11:50Comments(3)

2012年01月23日

おっす!ラオス!

こんばんは!

みなさん元気してますか!?

僕はかなり元気です!



今僕は「ラオス」という国に来ています!!

タイの上にある国。ものすごく田舎です。レベル的に言えば、今帰仁村以下、国頭村以上ってかんじ。笑


ただその分、自然が素晴らしく、めっちゃでかい山々、メコン川沿いに落ちる夕日、きれいな星空を見ることができます♪



タイのチェンマイからバスで6時間。ラオスとの国境に到着。


出国審査を終えて、ラオスに入国。
今まで飛行機、そして列車で国境を越えてきた僕ですが今回の国境越えは「ボート」!


メコン川が国境となっていて、川を渡ればもうそこはラオスなんです。






こっち側がタイ、あっち側がラオス。






こんなかんじで国境を渡ります。




船は3分くらいで対岸に着きます。
余裕で泳いで渡りきれる国境です。笑




そして、ラオス入国!

入国審査も手早くすませ、バスに乗り込む。



バスに揺られて13時間…

ルアンパバーンという町に到着。
ここはなんと町自体が世界遺産に登録されている。






ここでひとつラオスのお金の話を。

ラオスには硬貨がなく。お金はすべて紙幣です。

kip(キープ)という単位のお金。

だいたい、いくらぐらいかというと・・・

100kip=0.96円

です。

つまり
1,000kip=9.6円
10,000kip=96円


ややこしい!笑



かなりややこしいんでだいたい10,000kip=100円で計算してます。

だからレストランに行ったら、

俺「サンドイッチください。」

店員「はいよ~。15,000kipだよ~」

俺「は!?1万5千!?高っ!!!いや待てよ、たしか1万キープが100円、つまり150円ってことか、なーんだ!ははは!」



バスのチケット買おうとしたら

店員「12万5千キープだよ」

俺「は!?高っ!!!いや待てよ、たしか1万キープが100円だからつまり1250円ってことか。なーんだ!ははは!」


ってことになります。


あー、ややこしい!!笑




お金も日本とはぜんぜん違うからおもしろいでしょ!


財布の中だけを見たらお札ばっかりで金持ちみたいです。笑


うまく余ったらみなさんにはあげましょう。

ドーンと奮発して500kipあげましょう!!!!!!




さて、世界遺産の町、ルアンパバーン。


町の中心にある小高い丘を登ると、そこに塔が建っている。




ここは「プーシー」という場所で、その昔この町を作った仙人が降り立ったところらしい。



とりあえず登ってみた。



会談が300段くらいあってめちゃくちゃキツかったけど到着。なかなかいい眺めでした。





帰りの階段で女の子と男の子の3人組みがいて、めっちゃかわいかったから写真撮ろうとしたら、

「お金ちょうだい!お金ちょうだい!僕(私)の商品買って!」

ありえないぐらいのガメつさを発揮してきました。

最初のうちは俺も笑ってたけど、あまりのガメつさに終盤はドン引き。笑

わかった。じゃあ写真撮らせてよ。写真撮らせたら5000Kipあげるよ!と最終手段に出たら

「5000Kipじゃ3人で割れないじゃないの!もっとちょうだいよ!」

って言ってきたのでここで完全にひいた。笑



バイバーイ♪と言ってクソガキ達と別れました。




ルアンパバーンは仏教がめちゃくちゃ盛んで、お坊さんがたくさんいました。




子供から大人まで、めちゃくちゃたくさん。



お坊さんって、みんな丸ボウズ(3mmくらい)なんだけど、眉毛も剃ってるわけさ。


で、俺は最初少年のお坊さんを見たときに
「坊さんも眉毛剃るんだな~。色気づいてんなー。なんだかんだ言ってファッションに気使ってるんだな~。」と思ってました。




後から気づきました。




少年だけじゃなく、大人の坊さんも老人の坊さんもみんな眉毛剃ってる!
あきらかにファッション感覚じゃない!!笑



たぶん、仏教の決まりで眉毛も剃ってるんですよね。


最初少しだけ坊さんをナメてしまった自分が恥ずかしいです。
だってみんな眉毛なくて人相悪いんだもん。笑




夜はナイトマーケット。Tシャツ200円とかで売ってました!


ここでは子どもの売り子が大活躍!小さい子が相手だとみんなついつい買っちゃうみたいです。





ラオスはとてものどかで、タイやマレーシアのように物売りががっついていません。

最初に提示される価格も、「安っ!!」ってかんじの価格。これ以上値下げしたらあかん!って気持ちになります。笑


そんなのどかな国、ラオス。みなさんも一度来てみてはいかがでしょうか?

のどかな人々と自然がたくさん落ち着いたひとときが過ごせますよ♪




それではこれからラオスの首都、ビエンチャンに向かい、カンボジアのビザを取ってきます。



毎回、コメントありがとう!!



それでは!  


Posted by shinzatosun at 20:48Comments(8)

2012年01月17日

なんちゃってウルルン滞在記2

なんちゃってウルルン滞在記の続き。
今日は2日目3日目を駆け足で振り返ります。








寒い。

極寒の中、目が覚めた。ここはチェンマイ(タイ北部)の山の中の民家。

日中は太陽がポカポカして気持ちいいけど夜と朝はハンパじゃなく寒い。
隣からブランケットを2枚借り、寒さに震えながら太陽が出るのを待った。

太陽が出るとめっちゃ暖かい!山の天気はすごいな~と感じた。


そして、なんと言っても空が青い!空ってこんなに青かったのかと思うぐらい青い!



これめっちゃ青いでしょ!

そしてトレッキングツアー2日目開始!11人いたメンバー中、俺と同じ2泊3日メンバーは2人だけ。
Natali(ナタリー)とHila(ヒラ)。二人ともイスラエル人。

他の8人と別れ、ガイドのワットさんと4人で次の村を目指す。



山の中を歩く歩く。


登る登る。



↑オリーブを運んでいた兄妹。一個くれたけど死ぬほどまずかった。笑



河を渡る渡る。



途中遊んだりもしながら・・・






この写真ウケる。笑




6時間ほど山を登り、次の村に到着!


着いたらさっそくご飯!タイ風カレーみたいなのを食べた。


食べ終わり、宿泊する部屋に戻ろうと外に出て空を見上げると、満天の星空!!



これはマジでヤバい。天然プラネタリウム!3人で「Amazing・・・」とか言ってました。
写真に写らないのが本当残念!けど、今まで見た星空の中でもトップだったな~



そして床につく。昨晩の反省を活かし、今日は最初からブランケット4枚作戦!



しかしまたも寒さで夜中に目が覚める。笑


トイレ行きたくなったからとりあえず外に出て。空を見上げると・・・


「Amazing!!」ってマジで叫びそうになった。

さっきよりも星は見えないんだけど、「月明かり」がハンパじゃない。



まわりに電灯なんかなにもないのに、木に影がある。俺にも影がある。


「月明かり」ってこんなに明るいんだな・・・
初めて体感する月明かりに感動しまくりだった。


深夜3時にひとりで 笑。


そしてブランケットを6枚重ねて床につき、再び眠る。



翌朝、8時に目が覚めて外に出た。


そしたら、







「パオーンパオーン(よ、おはよう!昨日はよく眠れた?)」



象さんが、村の入り口にいました。笑


なんだこれ 笑



今日はエレファント・ライドができるらしく、僕らを載せるために象くんたちがスタンバってくれてたのです。

朝ごはん食べたり、川で風呂に入っている象くんを横目に朝ごはん。



そして象さんに乗る。





まあ、結論から言うと、

乗り心地悪い!!

ってかんじでした。笑
けど普通におもしろかった!





象に乗り、はしゃぐナタリー。




そしてその後はラフティング!


手漕ぎゴムボートに乗って川を下る!これがめちゃくちゃ楽しい!!
写真がないのが残念。

そしてその後はイカダに乗ってのんびり川をクルーズ。空がむちゃくちゃ青いので寝転がったらめっちゃ気持ちよかった。


これにてすべての日程が終了。


最初は参加したことを後悔したけど、終わってみれば大満足でした♪

英語が話せたらたぶん3倍は楽しかったな。


最後に4人で記念撮影!




左から:ナタリー、俺、ワットさん、ヒラ  


Posted by shinzatosun at 22:37Comments(10)

2012年01月17日

なんちゃってウルルン滞在記

こんばんはー!

今日、チェンマイ(タイ北部)の山から帰ってきました。
ツアーなんだけど、山の中に住む山岳民族の家に泊まるっていうやつ。
2泊3日で山の中での生活。電気もガスも水道もない生活。

「旅行者版ウルルン滞在記」みたいなかんじでした!



このツアーに参加するメンバーと顔合わせ!スペイン人3名、スウェーデン人2人、フランス人3人、イスラエル人2人、そして俺!!笑

アジアンは俺ひとりという完全アウェイ状態。もちろんみなさん英語ペラペラ。

うん。会話についていけない。

この時点でツアーに参加したことをかなり後悔した自分。これがあと丸2日くらい続くのか・・・

初日は午前中、蝶園とヘビ園へ、うん。楽しくない。笑
刺激が足りないぜこんなんじゃ。

昼飯をはさんで、首長族の村へ・・・



ここが首長族の村!
首長族などの少数民族は、タイの中でも相当貧しく、虐げられてる民族も多いそうな。

だから彼らはこうやって観光客相手に入村料を取り、そのお金で暮らしてる。
写真にも快く応じてくれる。それが商売だから。そうしなきゃ生きていけないから。






この女の子、めっちゃかわいい!
隣のお母さん、めっちゃ首長い!



首長族の男の子もかわいかった。




そして午後からは山登り!5時間かけて山を登り続けました。



うん。キツい。



長野の霧ヶ峰、屋久島、そして本部の嘉津宇岳 笑。
いろんな山を登ってきましたが、これはキツい!!



しかもどこまで登るんだよ~ってくらい登る登る!


ツアーに参加してるメンバーもかなり疲れた表情。
後ろのフランス人と顔を合わせ、「very hard!!」←これがツアーメンバーとの初会話。




ガイドも、「キツいだろ~チェンマイの山はハードだぜ!まだまだ行くぞ!」と足を休めない。



けど、ヨーロピアン達はすごい。たぶん山登りが趣味とかなんだろう。女の子たちも弱音を吐かず、ガンガン進む。
この程度で男の俺が、しかも唯一のアジア人の俺が、負けてられない!意地を見せなければいけない。


ゴールはまだか・・・早く着きたい。



ガイドも辛そうな俺たちを見て気づいたのか、休憩をこまめにいれる。




そうして登り続け、ついにゴールが見えてきた。





ガイド「ほら、見えるか?あの村が今日泊まる村だ」




よっしゃ!見えてきた!テンションがあがるツアーメンバー。
「早く着きたいね。急ごう!」みんなが口々にそう言う。





しかしガイドは慌てない。ここでまた休憩。




もう何回目だ?なんか立ち止まるのすら疲れてきた。

さあ、出発だ!どんどん進み、ついに最後の登りにさしかかった。






そこで、また休憩。メンバーが「また?」と不満そうにガイドを見る







ガイド「・・・え?もう行くの?ちょっと休まない?」






おまえが休憩したかったんかい!!!!!






あきれたHILA(fromイスラエル)がガイドを追い越し先へ進む。そしてついに到着!




今夜はここに泊まるらしい!



この民家の家族。ラフー族のみなさんです!





すごく、ほのぼのしてます。赤ん坊がかわいい!



どこまで登ったのかな~と思ってちょっと散歩してたら、




こんな風景!
完全に雲の上です。笑


タイは暑いのに、ここは山の中にあるからめっちゃ寒い!
ヒートテックが初めて役に立ちました。



日が落ちるとさらにめちゃくちゃ寒い!


みんなで焚き火をしてあたります。




ここでスウェーデン人のSala(写真右端)に声をかけられる。
「隣、空いてるよ?ここに座ったらいいわ。どこから来たの?名前は?」

ありがとうSala・・・。
スウェーデン人大好き!笑


片言の英語で少しだけ会話し、他の参加者とも会話しました。


みんな年も違うし、母国語も違う。


それをつなぐのが、英語。


英語はすごいよ。
英語が話せたら、世界が変わる。


今度旅に出るときにはもっともっと英語が話せる状態になっておきたいな!何回も思ってるけど本当そう。

それだけで旅の楽しさが変わる。



少しみんなと話したあと、疲れたのでもう眠ることにした。

薄い毛布にくるまり、今日一日を思い返す。


なんだかんだ、ツアーに参加してよかったな~。


心地いい気分に浸りながら眠りにつく。
数時間後、寒さで目が覚めるとは知らずに・・・笑





これで一日目は終了!二日目いきたいけど長いからまた明日書きます!
読んでくれてありがとう!


  


Posted by shinzatosun at 00:56Comments(5)

2012年01月13日

マレー鉄道

こんにちはー!

今僕はタイの首都、バンコクにいます!

今日の夕方からバスに乗り、バンコクから10時間かけて北部のチェンマイという街に行って山登りしてきます♪

書きたいことたくさんあるんだけどなかなか記事を書く時間がないんです。





とりあえず今日はマレーシアからバンコクまでの列車の旅について書きます。


マレーシアからバンコクまで飛行機だと3時間くらいで行けるんだけど1万円近くかかるわけさ!

日本に一時帰国して治療した分、お金がピンチな僕は列車でバンコクまで行くことにしました。
2日くらいかかるんだけど、料金なんと3600円。
初めての寝台列車の旅です!


まず、クアラルンプールから北にだいたい400kmくらいにあるバタワース駅まで。8:45発、17時到着くらい。
そこはリゾート地で有名なペナン島のすぐ近くの駅なのでそこで一泊。

翌日バターワース駅から14:20発の列車に乗り、22時間かけてバンコクに到着ってかんじのルート。



地図で見るとこんなかんじ。全長1500kmくらいの旅。








この列車に乗りました!

チケットが激安なのでどんなボロい列車かと思いきや、かなり快適でした!


窓の外の景色をボーっと眺めるのが大好きなのでめっちゃ楽しかった。

お気に入りの音楽を聴きながら、窓の外を眺める。
途中、民家のすぐ近くを通ったときに子どもが列車に向かって笑顔で手を振ってくる。そして手を振り返す。
日本とは違う景色が広がっていく・・・

列車にして大正解でした。

そしてバターワース駅に到着。バターワース駅からペナン島まではフェリーで15分だったのでマレーシアが誇るリゾート地、ペナン島へ!

ペナン島はイギリス人がマレーシアに最初に入植した地。昔ここは東西貿易の中継地だったそうです。
そのため町なかには中国式のお寺もある。モスクもあるし、欧米風の建物もある。
西洋・中国・イスラム・ヒンドゥーの文化が融合している変わった町でした。




この建物とかレトロでいいかんじでしょ?廃墟だけど。



ペナン島に到着して海を見に行ったんだけど、普通に沖縄のほうがきれいだった。ちょっと残念。
やはり、沖縄の海は世界でもトップクラスにあるんだな~と実感しました。



宿では4人部屋に泊まり、まさかの俺意外全員ヨーロッパ人女性という事態。笑
完全にアウェイで、挨拶程度の会話しかできませんでした。


朝になり、朝食を食べるために町へ。

入ったレストランで席に座ると、欧米人男性が座ってきた。よく見るとテーブルの上にグラスがひとつ。
「あ、人の席に座ってる」と思った俺は「ソーリー」と言い、席を立ちました。

そしたらその欧米人が「ぜんぜん大丈夫だよ!いっしょに食べよう!」と言ってくれたのでいっしょに朝食を食べることに。

彼はオランダ出身。旅が大好きで何回も旅に出てるらしい。アジアを中心に回ってて、次はインドネシアに行くんだとか。
見たかんじ40歳くらいだったから仕事はどうしたの?と聞いてみると

「休みを取ってるんだ!オランダでは長い休みを取れるんだよ!」

と言ってました。日本とは違い、休みの取り方がかなりゆるいみたい。


あと、彼はどうしても日本に行きたいんだけど日本は物価がありえないくらい高いから行けないんだって。
「ベリーベリーベリーベリーベリー・・・エクスペンシブ!!」
って言ってた。笑


やっぱ日本は高いよなにもかもが。電車にしても、隣の駅まで行くのに200円くらいかかるし。
こっちは東京から四国くらいの距離を1000円以内で行けるし、ペナン島までのフェリー代なんて往復で30円ですよ。笑

そう考えると、帰国したあと日本で暮らせる気がしないな~



いろんなことを話したんだけど、やっぱりわからない単語とか表現できないこととかがあって、
その度に辞書を使って話をしてたら彼が

「大丈夫。ゆっくりでいいよ。最初は誰でもできないもんさ。けど、英語は必ず話せるようになる。僕のような外国人と話していたらできるようになるさ。ユーキャンドゥーイット!」

って言ってくれました。かっこよすぎやろー

そして
「君は発音がとても上手いから、英語はすぐできるようになるよ。」
というお褒めの言葉をいただきました。

俺のカタカナ英語を褒めてくれるとは。笑



彼はオランダ人だから、オランダ語と英語を話せる。けどそれは海外では普通で、みんな2ヶ国語は当たり前。
本当、すごいと思う。俺も頑張って英語できるようになりたいな。



最後に「あなたと会えてよかった。よい旅を!!」とお互いに言って別れました。
このフレーズ大好きだな~。



その後水を買うためにコンビニに入ると、なぜか上半身裸で騒いでるおじさん発見。

おもしろかったのでいっしょに写真撮影!

「俺は暑いんだよ。体がじゃないぜ、心がアツイんだよ!」と、嘘みたいなこと言ってました。笑




撮影者の店員が下手すぎてブレッブレだけど。笑


そしてまたフェリーに乗って駅に戻り、そこからまた20時間以上の列車旅!

寝心地もいいし、日本から持ってきた小説のおかげでヒマしないですんだ。

心配だった国境もなんなく越え、バンコクに着きました。



とまあこんなかんじでした。他にもいろいろあったんだけど書ききれない!
いろいろと濃かったです。



鉄道の旅にハマりそうです。飛行機よりぜんぜん楽しい!!


みなさんも海外に行ったら是非、鉄道を利用してくださいね!




それではチェンマイに行ってタイの少数民族と会ってきます。
また3日後に~  


Posted by shinzatosun at 17:18Comments(16)

2012年01月10日

旅日記

1月9日(月)  午後10:42(バンコク時間)




寝台列車でバンコクを目指す。思いのほか快適。

窓の外は真っ暗で、時々農村の家からもれる明かりが見える程度だ。


陸路での旅は楽しい。

飛行機だとすぐ着くし、国境も感じない。


けど陸路の旅は違う。

本当に陸を移動し、進む。
国境も自分の足で越える。
そして、この国を見て感じれる。

「旅」をしているんだな、と実感できる。


たくさんの曲を入れたipodを持ち歩いて聞いているが、Ryo the skywalkerの「Still On Journey」が最高に合う。
まさに旅の途中というかんじだ。


その中でもやっぱり「FREE」が心にくる。

「FREEの意味は誰が決める  なせば何にだってなれる」


中3のときからこのフレーズが好きだった。


FREEの意味は自分が決めるものだ。
もし今の状況がそうじゃなければ自分で変えていけばいい。

本気で思って行動すればなんでもできる。


この旅もそう。
ただの夢でしかなかったものが、今こうして現実に起こってる。

実現させたのは自分だ。なせばなる。


海外ひとり旅なんて、やってる人はたくさんいるし、そんなに難しいことじゃない。


けど、俺にとっては大きな第一歩だ。


自分ひとりで移動し、宿を探し、交渉し、計画をたて、喋れもしない英語でコミュニケーションを取る・・・


今まで生きてきた人生で決して味わったことのない経験をしてる。


こうやって自分と向き合う時間もある。


絶対に、ムダじゃないと思う。


久々に自分を褒めてあげたい。昔見た小さい夢を叶えた、自分を。


この大きな一歩をきっかけにこれからも常に目標を持って成長していく男でありたい。


せっかく地球に生まれたんだから。
日本という素晴らしい国に運良く生まれたんだから。

一度きりの人生だから


地球を楽しみつくすぞ!!


でっかい人間になれたらいいな~



もう寝ます、おやすみ。



バンコク行きの寝台列車にて。  


Posted by shinzatosun at 23:04Comments(5)

2012年01月07日

ふっかつ!

みなさんお久しぶりです!

あけましておめでとうございます!!今年もよろしくおねがいします。


ついに始まりましたね~2012年。噂じゃ世界破滅の年なんて言ってますけどそんなのシカトしましょー!


前回のブログ更新からだいぶ日が経ってしまいました・・・

ご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。
心配のメールもいただきました。本当すいません。


前回の更新から今まで、本当にいろいろあったんです。

いろいろありすぎて、書くのめんどいくらい。

簡潔に書くと、

足の炎症が再発&悪化→一時帰国(IN兵庫)→治療→乗り遅れる→治療続行→完治→再び海外へ→現在

ってかんじです。


そうです。日本に帰ってきてたんです僕 笑。

一旦収まってた足の腫れがまたひどくなってきて、しかたないんで一旦帰国して、病院に通院してました。
最初、大阪の救急病院行ったんだけど、どんな病気かもよくわからず、状態もよくならず。

その後兵庫の病院に通ったところ、やっとわかりました!

病名:蜂窩織炎(ほうかしきえん)
症状:皮膚の中で細菌が炎症を起こし、腫れと痛みを引き起こす

こんな難しい漢字の病気は初めてです。
どんな病気か聞いてみると、悪化したり、患部が深かったら足を切断することになるかもしれない病気ですよ~とお医者さん。

・・・危険すぎる。

これは治してもらわないと。その日から治療開始。点滴で抗生剤をし、細菌を殺すことに!
しかしあさってに出発する便をすでに予約していた僕は、点滴治療をあと1回しか受けることができなかった。

「うーん、じゃあ飲み薬を多く出しておくので必ず全部飲んでくださいね。」

という医者の心配そうな顔を横目に、海外にまた行っていいという許可をもらった僕は心底喜んだ。


しかし事件は翌日に起こった。


なんというか、

我ながら本当にぬけてるな~と思う。
ぬけてるというかこれは完全にボケだ。




なんと人生初の飛行機乗り遅れ。笑



空港行きのバスを2回も乗り過ごし、少しの望みをもって空港に向かったけど時すでに遅し。


1回目は、バスに乗り込む直前に忘れ物が発覚!何度も何度もチェックしたのに忘れるというボケでした。
2回目は、発車時刻を聞き間違えました。33分を38分と間違えたー はははー


2回も目の前でバスを乗り過ごすという離れ業をやってのけた僕に対し、係員のおっちゃんは同情のまなざし。


同情するなら乗せてくれ!!!!!


空港のカウンターに行ってどうにかしてもらおうと思ったら、まさかのカウンターに係員が一人もいない状態!
初めて見たぞこんな状態・・・  どんだけ絶望的なんだよおい。笑

もういいです!きっぱり諦めます!過去のことは振り返りません!!(泣)




ああ・・・
高2の県駅伝大会のとき、寝坊して怒られたとき、先生が言ってたなあ・・・

「これが飛行機だったらどうするの!待ってくれないのよ!!!!!」


・・・そのえ先生。本当に飛行機は待ってくれないんですね。(泣)


寝坊したくせにいい順位だったからってドヤ顔してすいません・・・






かなりへこんだけど、ここは必殺プラス思考で切り抜けようと思い、

神様が「足を完治させてからまた行きなさい」って言ってるんだ!これは神のお告げだ!と信じることにしました。


神を初めて信じた瞬間でした。




それからは兵庫県尼崎の友達の家にお世話になり、治療の日々。
年末は大阪府大正区の友人の家でガキ使の笑ってはいけない空港を見ながら年を越しました。笑

今年の笑ってはいけない空港めっちゃウケるからね!
久しぶりに笑い泣きしました。


けどせっかく日本にいるんだったら沖縄で年を越したかったなあ。





それにしても。

いや~日本はね、物価が高すぎる!
病院への通院費、交通費、食費・・・
しめて4万円なり

プラス

乗り遅れた飛行機、3万円なり




・・・

・・・・・・


神様が言ってるんだから間違いないよね!!!!

これでよかったんだよね!!!




ああ、涙出てきた・・・





そしてついに足が治り、いざ出発!再びマレーシアに飛び立ち、今はクアラルンプールのいつもの宿にいます。
明日の朝、マレー鉄道に乗って、タイのバンコクに向かいます!

はじめての長距離列車の旅。
不安とワクワクが半々です。1600kmの鉄道の旅!


これからのコースは、バンコク→チェンマイ(タイ北部)→ラオス→ベトナム→カンボジア→タイ
ってかんじになりそう!!

出費はんぱないから飛行機は極力使わず、バスと列車を使っての移動です!

飛行機と違って、コースや車両も全部自分で決めて、自分で交渉して買いに行って、10時間とか普通に越える陸路の旅。
めっちゃハードだけどやるしかない!


だって神様が言ってたんだからね。このほうがええで~っつって。←しつこい



とりあえず最近はこんなかんじでした!
みんなも元気そうでなによりです!

本当に心配かけましたm(_ _)m

けど、みんなからの心配してるよって声が嬉しかったです!!
迷惑な話かもしれないけど、ありがたいな~ってめっちゃ思いました。

やっぱ旅続けてたら、人恋しくもなるわけさー

だから嬉しかったです!ありがとう!!


旅はまだまだ続けます!


それじゃ、また更新します!
頻繁に更新するんでよければ一言でもコメントよろしくおねがいします!

それが生きる希望です 笑!


みなさん本当にテリマカシ~(マレー語でありがとうの意味)  


Posted by shinzatosun at 21:42Comments(19)

2011年12月25日

クリスマス

こんにちは!

突然ですがみなさん!さて僕は今どこにいるでしょうかー?


答えは次回の記事でお教えします!!笑




クリスマスですね!
みなさんクリスマスいかがお過ごしでしょうか。


僕はというと、まったく普通に過ごしています。

本当に普通~で、他の日と変わりません。



実は僕は過去のクリスマスにいろいろな思い出がありまして。
ちょっと苦手なんです。

人を傷つけたこともあるし、その逆もあるし。
いろいろありました。


だからなんか、こんな俺がクリスマスを楽しんでもな~って思います。
いいんです。まだ楽しまなくても。
完全に自分勝手な考えですけどね。



けどクリスマスのことは大好きです!

もう、めっちゃくちゃ好きです!!

なにが好きかっていうと、あの雰囲気。みんながお祭り騒ぎみたいなかんじで幸せそうですよね!
クリスマスソングが鳴り響いて、街はイルミネーションでいっぱいで。



それに、実は小さい頃はクリスマスは一年で一番楽しみな日だったんです。


うちの両親は本当にできた親で、毎年手紙付きでプレゼントを用意してくれました。
イブの日に僕が手紙を書いて枕元に置いて… 朝起きたら返事がある。しかもめっちゃ達筆 笑。

そんな両親の努力もあり、無邪気な僕は小5くらいまでサンタを信じていました。


幼少時代のクリスマスは本当に楽しい思い出ばっかり。あの気持ちは今も忘れていません。


将来子供ができたら、両親がしてくれたように最高のクリスマスを演出してあげようと思います。

とりあえず今年は姪っ子と甥っ子にクリスマスプレゼントを買って、郵送しました。←叔父バカ



とにかくクリスマスは最高にハッピーな日です。そんなクリスマスが僕は大好きなんです。
自分は別に幸せにならなくてもいいけど、みんながハッピーになってほしいんです。




けど、クリスマスをなんの楽しみもなく過ごす人もいます。
マレーシアやタイでもクリスマスはあって、街はそれなりにクリスマス色なんだけど…


そんな雰囲気のなか、一日中駅前で座って物乞いをしてるおじさんもいます。
彼は朝からずっと駅前で座ってて、物乞いをしてる。左手がないおじさん。なにも話さず、ずっと座ってる。
お金を入れるコップをチラっと見たけどぜんぜん入ってなかった。


彼はどんな季節も、みんながどんなにハッピーな日でも、ずっとここで物乞いをしてるんだな

そう考えたとき、なんか罪悪感みたいなものを感じた。


タイの大型デパートの前で
小学校5年くらいの女の子がボロボロの制服で、ボサボサの髪型で、しかも裸足で。
物乞いをしてた。


周りの風景、雰囲気とのあまりのミスマッチさに、一瞬足が止まった。
周りはみんなハッピーな表情。もうすぐクリスマスなんだし。

けどその子は違う。死んだ目をしてる。

近くを通って気づいた。
この子はリコーダーを持ってる。そして「ジングルベル」を吹いてる。



なんだそれ。



この子に幸せなクリスマスはないのか?

人がめちゃくちゃ通るこの通りでみんなに見られながら、「ジングルベル」を吹いて、お金をくださいと頼む…


僕が過ごした幼少時代のクリスマスとえらい違いだ。


タイで出会った人に聞いたところ、こういう物乞いの人たちは、生まれたときから「物乞い」の人が多いんだそうだ。
カースト制度みたいなもので、生まれたときから決まっているらしい。


そしてそういう人たちはマフィア(ヤクザ)に使われる。毎朝マフィアが所定の場所に物乞いを「置いて」いき、夜中に「回収」するのだそうだ。
同情をひくために、手や足を切断されたりする人もいるらしい。(実際、下半身がない物乞いを見た。)




これが現実なのか?



生まれたところが違うだけで、こうも違うのか。

目が覚めたら枕元にプレゼントなんて夢のまた夢。



この人たちは毎日同じことの繰り返しだ。金をくれと人に頭を下げるのみ。どんなに暑い日でも、どんな祝日であろうと…


クリスマスなんてきっと一生ない。



自分に何かできることはないか考えてみたが、なにもない。


本当に、なにもない。
無力な自分。



お金をあげればあの人たちは喜ぶのか?マフィアが得をするだけなのに?
じゃあ物をあげるか?どんな顔であげればいい?
貧富の差がない世界なんてありえるのか?

いろんな考えが頭をめぐった。


結局僕はなにもできなかった。素通りするだけ。辛かった。けどどうしようもない。


「世界がもし100人の村だったら」とか何回も読んだことがあるけど実際に目の当たりにしたらその衝撃はすさまじかった。


貧富の差は、思ってる以上にある。そして日本は完全に「富」の側なんだ。





中学のときの英語の授業で「Do They Know it's Christmas」って歌を聴いたことがある。
歌ってるのはBAND AID。

イギリス(だったかな?)のめっちゃ有名な歌手が集まって、エチオピアの飢餓に対して、
「飢えている世界中の人々に食料を!クリスマスを彼らに知らせよう!みんなで彼らのためになにかしよう!」
っていうのを歌ってるチャリティーソング。

http://youtu.be/w5cX_ncZLls


当時のエチオピアでは飢餓で100万人死んだらしい。だけどこの歌をきっかけにかなり状況がよくなった。義援金もめちゃくちゃ集まった。


1984年の歌だけど、やっぱりこの姿勢はずっと変わらずに持たなきゃいけないと思う。
クリスマスを知らない、知ってても全然ハッピーじゃない子供たちが世界にはたくさんいる。

それはやっぱり、よくないよなー

どうにかして幸せなクリスマスを送ってほしい。



そのために自分はなにができるのか、今考え中です。はい。



現実を見るために出たこの旅。本当、いろいろ考えさせられます。



いつの日か、世界中のみんなが幸せなクリスマスっていうのが実現できたらいいですね!!


それでは今日はこのへんで…  


Posted by shinzatosun at 19:55Comments(16)

2011年12月19日

I Love Malaysia!!

こんにちは!


昨日は日本人友達のまーさーとその友達に会ってきました!
ELSという語学学校に通っている彼にはいろんな国籍の友達がいるんです。

まず紹介されたのが、「アッサーン」。パキスタン人。
見た目はどう見ても外人なんですが、なんと国籍は日本!
生まれてからすぐ日本に来て、高2まで日本のインターナショナルスクールにいたので日本語めっちゃ上手!てか日本人よりうまい!

彼はめちゃくちゃ頭が良く、なんと5ヶ国語話せます。
すごすぎ。

そんな彼に聞いてみました。
「将来は何を目指してるの?」

「NASAに入りたいと思っています。」


でかい。でかすぎる。


NASAなんてアルマゲドンの中くらいでしか見たことないのに・・・ それを目指す男がいたんです。
事実彼はELSでトップの成績らしい。次のステージとして、ハーバード大学進学を考えているとか。


本当に、心からすごいと思った。世界は広い。すごいやつがゴロゴロいる。


俺なんか一ヶ国語しか話せないし、教師になるのだって相当苦労するのに。

俺も負けてられない!苦労してでも絶対教師になってやるとひそかに思った。


旅してるといろいろすごい人に出会うからものすごく刺激受けます!


そしてイブラヒム君とオサマ君とも合流。この二人はアラビック。
むちゃくちゃ英語うまい。この二人もESLでトップクラスの語学力なんだとか。


そんな彼らとビリヤードに行きましたー








ビリヤードは初心者!やったことないです僕!高校のとき友達の付き添いでついてったぐらい。
だけど楽しかったなー!相手のミスで運良く勝ったし♪笑


その後、ご飯までの時間どうするかー

よし、映画に行こう!ってことに。

これを観ることに決定!ALVINとなんちゃらかんちゃら!日本でやってるこれ?









映画観ることになったのはいいんですが、
もちろん日本語字幕なんかありません。あるのは中国語とマレー語の字幕のみ(泣)。



絶対理解できないと思ってたけどなかなか理解できた!



左からイブラヒム(推定164㎝)、オサマ(推定180㎝)、アッサーン(192㎝)、まーさー(170㎝)、俺(167㎝)





あのさ、かなり思うんだけど、


マジで今までの英語の先生に感謝したい!


あなた方が教えてくれたことが今活きてます!!だいたいは聞き取れるし、片言だけど喋れます!


特に中学校!久美せんせーありがとー!!!

あのときはいろいろふざけてごめんね!笑







そして映画観たあとは食事♪
アラビック料理を食べましたー!








めっちゃうまし!!









これでなんと200円くらい!安い!!


そしていろいろ話をしたあと、最後に握手をして
「See you ! bye-bye♪」
と別れました!




今めっちゃ思うんだけど、本当マレーシアに来てよかった!最初はタイやカンボジアに行く中継地点としか思ってなくて、まったく興味なかったんだけど 笑。

マレーシアにいたからこそこんな経験ができたし、足も治ったし 笑。
ぼったくりにもあったけどそれを補って余りあるくらいのたくさんのいい人たちに出会えたし!




今はマレーシアが大好きです!


マレー系、中華系、インド系の民族が共存するマレーシア。
急速に発展してきて今から黄金時代が到来するであろうマレーシア。
豊かな自然と近代化都市があるマレーシア。
マレー料理、インド料理、そし中華料理!食べ物も豊富でおいしいマレーシア。

ああ、マレーシア



I LOVE MALAYSIA!

このたびが終わったあと、またいつか来たいな~









これ、マレーシアのミネラルウォーターなんだけど、
ふたのてっぺんに「PLAY FOR JAPAN~日本のために祈ろう~」の文字!こういうの、素敵ですよね~



それでは~♪





PS.けど、世界で一番いい国はダントツで日本です。笑  


Posted by shinzatosun at 18:27Comments(17)