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Posted by TI-DA at

2011年12月25日

クリスマス

こんにちは!

突然ですがみなさん!さて僕は今どこにいるでしょうかー?


答えは次回の記事でお教えします!!笑




クリスマスですね!
みなさんクリスマスいかがお過ごしでしょうか。


僕はというと、まったく普通に過ごしています。

本当に普通~で、他の日と変わりません。



実は僕は過去のクリスマスにいろいろな思い出がありまして。
ちょっと苦手なんです。

人を傷つけたこともあるし、その逆もあるし。
いろいろありました。


だからなんか、こんな俺がクリスマスを楽しんでもな~って思います。
いいんです。まだ楽しまなくても。
完全に自分勝手な考えですけどね。



けどクリスマスのことは大好きです!

もう、めっちゃくちゃ好きです!!

なにが好きかっていうと、あの雰囲気。みんながお祭り騒ぎみたいなかんじで幸せそうですよね!
クリスマスソングが鳴り響いて、街はイルミネーションでいっぱいで。



それに、実は小さい頃はクリスマスは一年で一番楽しみな日だったんです。


うちの両親は本当にできた親で、毎年手紙付きでプレゼントを用意してくれました。
イブの日に僕が手紙を書いて枕元に置いて… 朝起きたら返事がある。しかもめっちゃ達筆 笑。

そんな両親の努力もあり、無邪気な僕は小5くらいまでサンタを信じていました。


幼少時代のクリスマスは本当に楽しい思い出ばっかり。あの気持ちは今も忘れていません。


将来子供ができたら、両親がしてくれたように最高のクリスマスを演出してあげようと思います。

とりあえず今年は姪っ子と甥っ子にクリスマスプレゼントを買って、郵送しました。←叔父バカ



とにかくクリスマスは最高にハッピーな日です。そんなクリスマスが僕は大好きなんです。
自分は別に幸せにならなくてもいいけど、みんながハッピーになってほしいんです。




けど、クリスマスをなんの楽しみもなく過ごす人もいます。
マレーシアやタイでもクリスマスはあって、街はそれなりにクリスマス色なんだけど…


そんな雰囲気のなか、一日中駅前で座って物乞いをしてるおじさんもいます。
彼は朝からずっと駅前で座ってて、物乞いをしてる。左手がないおじさん。なにも話さず、ずっと座ってる。
お金を入れるコップをチラっと見たけどぜんぜん入ってなかった。


彼はどんな季節も、みんながどんなにハッピーな日でも、ずっとここで物乞いをしてるんだな

そう考えたとき、なんか罪悪感みたいなものを感じた。


タイの大型デパートの前で
小学校5年くらいの女の子がボロボロの制服で、ボサボサの髪型で、しかも裸足で。
物乞いをしてた。


周りの風景、雰囲気とのあまりのミスマッチさに、一瞬足が止まった。
周りはみんなハッピーな表情。もうすぐクリスマスなんだし。

けどその子は違う。死んだ目をしてる。

近くを通って気づいた。
この子はリコーダーを持ってる。そして「ジングルベル」を吹いてる。



なんだそれ。



この子に幸せなクリスマスはないのか?

人がめちゃくちゃ通るこの通りでみんなに見られながら、「ジングルベル」を吹いて、お金をくださいと頼む…


僕が過ごした幼少時代のクリスマスとえらい違いだ。


タイで出会った人に聞いたところ、こういう物乞いの人たちは、生まれたときから「物乞い」の人が多いんだそうだ。
カースト制度みたいなもので、生まれたときから決まっているらしい。


そしてそういう人たちはマフィア(ヤクザ)に使われる。毎朝マフィアが所定の場所に物乞いを「置いて」いき、夜中に「回収」するのだそうだ。
同情をひくために、手や足を切断されたりする人もいるらしい。(実際、下半身がない物乞いを見た。)




これが現実なのか?



生まれたところが違うだけで、こうも違うのか。

目が覚めたら枕元にプレゼントなんて夢のまた夢。



この人たちは毎日同じことの繰り返しだ。金をくれと人に頭を下げるのみ。どんなに暑い日でも、どんな祝日であろうと…


クリスマスなんてきっと一生ない。



自分に何かできることはないか考えてみたが、なにもない。


本当に、なにもない。
無力な自分。



お金をあげればあの人たちは喜ぶのか?マフィアが得をするだけなのに?
じゃあ物をあげるか?どんな顔であげればいい?
貧富の差がない世界なんてありえるのか?

いろんな考えが頭をめぐった。


結局僕はなにもできなかった。素通りするだけ。辛かった。けどどうしようもない。


「世界がもし100人の村だったら」とか何回も読んだことがあるけど実際に目の当たりにしたらその衝撃はすさまじかった。


貧富の差は、思ってる以上にある。そして日本は完全に「富」の側なんだ。





中学のときの英語の授業で「Do They Know it's Christmas」って歌を聴いたことがある。
歌ってるのはBAND AID。

イギリス(だったかな?)のめっちゃ有名な歌手が集まって、エチオピアの飢餓に対して、
「飢えている世界中の人々に食料を!クリスマスを彼らに知らせよう!みんなで彼らのためになにかしよう!」
っていうのを歌ってるチャリティーソング。

http://youtu.be/w5cX_ncZLls


当時のエチオピアでは飢餓で100万人死んだらしい。だけどこの歌をきっかけにかなり状況がよくなった。義援金もめちゃくちゃ集まった。


1984年の歌だけど、やっぱりこの姿勢はずっと変わらずに持たなきゃいけないと思う。
クリスマスを知らない、知ってても全然ハッピーじゃない子供たちが世界にはたくさんいる。

それはやっぱり、よくないよなー

どうにかして幸せなクリスマスを送ってほしい。



そのために自分はなにができるのか、今考え中です。はい。



現実を見るために出たこの旅。本当、いろいろ考えさせられます。



いつの日か、世界中のみんなが幸せなクリスマスっていうのが実現できたらいいですね!!


それでは今日はこのへんで…  


Posted by shinzatosun at 19:55Comments(16)

2011年12月19日

I Love Malaysia!!

こんにちは!


昨日は日本人友達のまーさーとその友達に会ってきました!
ELSという語学学校に通っている彼にはいろんな国籍の友達がいるんです。

まず紹介されたのが、「アッサーン」。パキスタン人。
見た目はどう見ても外人なんですが、なんと国籍は日本!
生まれてからすぐ日本に来て、高2まで日本のインターナショナルスクールにいたので日本語めっちゃ上手!てか日本人よりうまい!

彼はめちゃくちゃ頭が良く、なんと5ヶ国語話せます。
すごすぎ。

そんな彼に聞いてみました。
「将来は何を目指してるの?」

「NASAに入りたいと思っています。」


でかい。でかすぎる。


NASAなんてアルマゲドンの中くらいでしか見たことないのに・・・ それを目指す男がいたんです。
事実彼はELSでトップの成績らしい。次のステージとして、ハーバード大学進学を考えているとか。


本当に、心からすごいと思った。世界は広い。すごいやつがゴロゴロいる。


俺なんか一ヶ国語しか話せないし、教師になるのだって相当苦労するのに。

俺も負けてられない!苦労してでも絶対教師になってやるとひそかに思った。


旅してるといろいろすごい人に出会うからものすごく刺激受けます!


そしてイブラヒム君とオサマ君とも合流。この二人はアラビック。
むちゃくちゃ英語うまい。この二人もESLでトップクラスの語学力なんだとか。


そんな彼らとビリヤードに行きましたー








ビリヤードは初心者!やったことないです僕!高校のとき友達の付き添いでついてったぐらい。
だけど楽しかったなー!相手のミスで運良く勝ったし♪笑


その後、ご飯までの時間どうするかー

よし、映画に行こう!ってことに。

これを観ることに決定!ALVINとなんちゃらかんちゃら!日本でやってるこれ?









映画観ることになったのはいいんですが、
もちろん日本語字幕なんかありません。あるのは中国語とマレー語の字幕のみ(泣)。



絶対理解できないと思ってたけどなかなか理解できた!



左からイブラヒム(推定164㎝)、オサマ(推定180㎝)、アッサーン(192㎝)、まーさー(170㎝)、俺(167㎝)





あのさ、かなり思うんだけど、


マジで今までの英語の先生に感謝したい!


あなた方が教えてくれたことが今活きてます!!だいたいは聞き取れるし、片言だけど喋れます!


特に中学校!久美せんせーありがとー!!!

あのときはいろいろふざけてごめんね!笑







そして映画観たあとは食事♪
アラビック料理を食べましたー!








めっちゃうまし!!









これでなんと200円くらい!安い!!


そしていろいろ話をしたあと、最後に握手をして
「See you ! bye-bye♪」
と別れました!




今めっちゃ思うんだけど、本当マレーシアに来てよかった!最初はタイやカンボジアに行く中継地点としか思ってなくて、まったく興味なかったんだけど 笑。

マレーシアにいたからこそこんな経験ができたし、足も治ったし 笑。
ぼったくりにもあったけどそれを補って余りあるくらいのたくさんのいい人たちに出会えたし!




今はマレーシアが大好きです!


マレー系、中華系、インド系の民族が共存するマレーシア。
急速に発展してきて今から黄金時代が到来するであろうマレーシア。
豊かな自然と近代化都市があるマレーシア。
マレー料理、インド料理、そし中華料理!食べ物も豊富でおいしいマレーシア。

ああ、マレーシア



I LOVE MALAYSIA!

このたびが終わったあと、またいつか来たいな~









これ、マレーシアのミネラルウォーターなんだけど、
ふたのてっぺんに「PLAY FOR JAPAN~日本のために祈ろう~」の文字!こういうの、素敵ですよね~



それでは~♪





PS.けど、世界で一番いい国はダントツで日本です。笑  


Posted by shinzatosun at 18:27Comments(17)

2011年12月18日

ハプニング

こんにちは!

BOTTAKURI!!!!2の記事を読んでいただきありがとうございます!

管理人の画面からアクセス数とか確認できるんですけど、初日のアクセス数が過去最高でした!そんなにぼったくりが見たいんか!

けど、マジありがとー!コメントが本当励みになります♪!


さて今日は最近のハプニングをお話します。



今、僕は元気にPCに向かって記事を打ち込んでいます。
しかし、ほんの3日前は大変な状態だったんです。


・・・

僕はタイにいるとき、2泊はきれいな宿に泊まり、5泊は安ーい日本人宿に泊まりました。

この宿、今まで泊まったどの宿よりもダントツで汚かった。
まずトイレ見て絶望。臭いし、天井はがれてるし、水流すレバー壊れててハンガーで代用されてるし。
ベッドも汚い。固いしおまけに真ん中が陥没してて寝づらい。
そして最大の欠点が「虫」が出ること。

夜間に活動するベッドバグ(別名:南京虫)。寝ている間に人の生き血を吸い、噛まれたところは腫れて猛烈なかゆみに襲われるという最悪の虫です。
そこの住処だったんです、その宿(泣)。

それでもその宿に居ついてたのは、日本人宿だったから。日本人がたくさんいて、情報収集もできるし、話し相手にも困らないし。そして漫画休憩室があって日本の漫画が思う存分読めたから。笑
ベッドバグも出るとは聞いてたけど、今のところ噛まれた様子もないし、まあいいかな~みたいなかんじでした。



しかし確実に体調はおかしくなっていたのです・・・


まず、宿に泊まって2日目。歯ぐきから血が止まらなくなる。笑

歯磨きしたあとうがいして水を吐き出すときにうがい水が濁ってて、
「・・・なんだ。東南アジアの水ってほんと汚ねえなー」

とか思ってたけど、それは俺の血だった 笑。
(よく考えたら、歯磨きのうがい水もミネラルウォーター使ってるんだから濁るはずがない)

そして3日目。人差し指が腫れて、マヒ状態に陥った。

4日目。左足首と両足のすねに少し腫れ、若干の痛みがでてきた。

5日目。前日の痛みが悪化。右ひざも少し痛い。



そして、6日目。


その日は朝の4時に空港行きのバスに乗り、6:50発のベトナム・ハノイ行きの飛行機に乗る予定だった。



目が覚める。
・・・時計は4時20分を指していた。
「やばい、寝坊した!!」

早く行かなきゃ!飛行機に乗り遅れたら洒落にならん・・・
この時点でかなり焦った。なかなか焦らない僕もさすがに焦った。

バス乗り場に向かうべく、立ち上がろうとしたその瞬間だった。

・・・

・・・・・・

足が動かない。


いや、正確に言うと、「足が痛すぎて動くことができない」状態だった。
両足のすねが赤く腫れ、右ひざと左足首は激痛。少しでも動かすと冷や汗が出るような痛みが走る。

もう、マジで痛かった。やばかった。
過去5年間で一番痛かったかもしれない。


(ちなみに、人生の痛かったランキング1位は麻酔があんまり効いてない中、歯の神経を根こそぎ取ったとき。死ぬかと思った。「お、おお・・・、おおお・・・」ってかんじだった。)



なんじゃこりゃーと叫ぶ気力も失せるような痛みが走るこの状態。けど今は痛がってる場合じゃない!


急いで荷物をまとめ、足を引きずりながら外に出た。当然のことながら、バスはもう出発してた。

タクシーを拾い、空港まで向かうように指示。
最初はぼったくる気だったこのタクシー(メーターを使って料金を計るのが普通なのに、値段交渉をしてぼったくる悪徳タクシー)も、
時間がなくて急いでるんだ!いいからメーター使え!と強く言うとしぶしぶ承諾。

猛スピードで空港に着き、なんとか間に合ったものの・・・


歩けない。(泣)


情けないことに、歩けないのである。
痛すぎる。一歩一歩が痛すぎる。


ぼったくられてもいいから、松葉杖か車イスが欲しいと本気で思った。










めちゃくちゃな激痛の中、足を引きずりながら幼稚園児よりも遅いペースでカウンターまで歩く。

もう自分の中ではどうするか決めていた。

「この便はキャンセルする。」

辛かったが、今のこの痛みに耐えるほうが1000倍辛い。


原因不明のこの症状に、俺の心はパニック状態であった。

そうして下した決断が、「一旦、クアラルンプールに戻る」。

クアラルンプールはバンコクよりも落ち着くし、なによりきれいな宿がある。そして日本行きの便がとにかく安い。そして日本人看護師さんのいる病院もあると聞いた。

そうと決まれば行くしかない。

即刻チケットを取る。思ったよりも割高だが、しかたない。てか、余計なこと考えてる余裕がないくらい痛い。


飛行機に揺られ、クアラルンプールに到着。
最初泊まった宿に戻り、日本人友達のまーさーに連れられ、救急病院へ・・・

こちらがその病院である。






日本人看護師の城戸口さんという方に対応してもらい、診察を受ける。
(この時点で体温も37.7度。平熱よりも1.5度ほど高い。)

医者「ぺらぺーら、ぺぺらぺーら!ぺーらぺらぺら、ぺーろぺろぺろ!!」


城戸口さん「なにかに噛まれたか、刺された可能性が高いですね~。抗生剤と塗り薬を処方して様子を見ましょう。」


なにやら、なにかに噛まれたらしいぞ・・・
けど噛まれた覚えはない。ベッドバグなら激しいかゆみがあるはずだし・・・

これはいまだに謎である。とりあえず俺は、バンコクでなにかに噛まれたらしい。そしてそれに噛まれると、患部が赤く腫れあがり、歩けなくなるほどの激痛に襲われ、おまけに熱までだしてしまうそうだ。


サソリかなにかにやられてしまったんでしょうか僕は?笑


とりあえず薬を処方し、二晩休んだ。


もらった薬↓↓








今は腫れも収まり、かなりよくなっている。熱なんかは平熱よりもかなり低いほどだ。 ←それが逆に怖い。

マレーシアの医療もあなどれない。


今後どうするかはまだ未定だが、この足の状態次第ということになりそうである。
やばかったら一旦帰国して足を見てもらう。(帰ってくるとしても大阪ね!沖縄はチケット高いから行けない↓)
けどかなりよくなってるのでまあ大丈夫だと思うが。



こういうハプニングが起こったとき、冷静に対応できるかどうかがカギである。
今回の僕は、まったく冷静じゃなかった。



というか、異国の地で歩けないほどの激痛に襲われている状態の人間に冷静さを求めるほうが無理な話だ。

頭の中は「痛い!やばい!どうしよう!」の3点セットである。笑



しかし日本人看護師の城戸口さんは言ってた。
「こういう痛い思い出もな、ぜーんぶ経験やって!全部自分の力になるよ!よかったやん!大丈夫!」


たしかに、めったにできない経験だ。どうしようもない状態から活路を開くこと。それがどんなに大事なことか、そしてどんなに難しいことか。身をもって体感した。

いちおう回復の状態に向かっているので今回の自分の判断は間違ってはいなかったと思う。(もっと効率的な方法もあるし、100%正しかったわけでもないが)



旅にはハプニングがつきものである。

しかし、それと同じくらいの感動があるし、いいことがある。見知らぬ土地に踏み出すワクワクがある。

旅でしか得られない、経験がある。



それらに出会うために、僕はまだまだ旅を続けようと思う。



またひとつ、いい経験ができました!

すべてにありがとー!!





PS.
旅は続けたいけど めっちゃみんなに会いたい 今日この頃 みんな元気ですか?  


Posted by shinzatosun at 12:16Comments(6)

2011年12月17日

BOTTAKURI!!!!2

ついに・・・

ついに登場!!!

以前書いた「BOTTAKURI!!」の記事がかなりの好評だったため、
急遽、BOTTAKURIシリーズ第二弾リリース決定!


いや~
嬉しいかぎりですわ~


こんなにもみなさんからの反響が大きいとね。嬉しくなってついやられちゃうよね。




ぼったくり。




・・・

・・・・・・


て、


そんなわけねーだろーがっ!!



ぼったくりなんかできれば一生遭いたくないんだよ!人間不信に陥るんだよ!!!

世の中みんな人をだますことしか考えてないんだ!


うわあああああ!!!!!





失礼しました。




はいみなさんこんばんは。僕です。沖縄から来た平和大使です。

本当にお人よしなんです僕。
人間、悪い人はいない。国が違うって言ったって、きっとわかりあえるはず。
そう思ってました。

しかし、現実はそう甘くない!!!!



今回またぼったくりに遭いました。わーい。



前回はマレーシア、今回はタイ。着実に「一カ国、一ぼったくり」のペースを保っています。

今回の記事はちょっと長いので覚悟して読んでください。


ある昼下がり、僕はタイのワット・ポーというお寺を目指して地図を片手に歩いてました。

ワット・ポー↓↓










そしたらおじさんが声をかけてきました。

(お)「なにか困ってるのか?道がわからないのか?」

「はい、ワット・ポーにいきたいのですが。」

(お)「今日はワット・ポーは休みだ。一ヶ月に一度のお休みなんだ」

「そうなんですか・・・ タイミング悪いなあ」

(お)「だがまかせておけ!俺がめちゃくちゃお得なところに案内するぜ!こことここをまわって、こことここに行く。そして最後はお前の宿に到着。トゥクトゥクで各地点まで送迎するぜ!この2時間弱のツアーでなんと20バーツ(45円)!どうだ!」

「安い!安すぎる!安すぎて怪しすぎる!笑」

(お)「安いよ~このツアーはお得だよ~。あ、君はどこから来たんだい?」


はいきました。君はどこから来た?という質問。
この質問にアイムフロムジャパン!なんて答えてしまったらダメである。日本という国は金持ちでおとなしいというイメージがあるために、悪党はここぞとばかりに狙ってくるのだ。


「僕の出身かい?僕は韓国出身だよ!!アイムコリアン!!」

・・・言ってやったぜ。嘘をついてやった。これで法外な値段をふっかけられなくてすむぜ。ふっふっふっ。

(お)「おお!コリアンか!アニョハセヨ~」

「ア、ア、アニョハセヨ~」←人生初アニョハセヨである。おっさんより下手である。

(お)「でもお前、この地図は日本語じゃないか。日本人じゃないのか?」

(ギクっ!やべー・・・持ってる地図が日本語だ。泣)   ここで僕はまたしても嘘をついた。

「じ、実は僕は日本と韓国のハーフなんだ。フィフティーフィフティーなんだ。」 ←意味わからん

(お)「おー、ハーフなのか!コリアンってどっちだ?北か?南か?」

「み、南だ・・・北は危ないからね・・・」

(お)「そうかそうか!まあいいや!おい、このツアーでいいだろ?こんなに安いツアーはないぜ~」


この強引なおじさんのゴリ押しに僕は笑顔で握手をするはめになった。


(お)「よし決まりだ!じゃあ、あそこにあるトゥクトゥクの運転手に声をかけるんだ!激安ツアーの始まりだ~」

「ありがとうおじさん!それじゃあね!!!」

このあとトゥクトゥクの運転手に陽気に声をかけられたが、目も見ずにシカトした。笑
おいしい話には裏があるのである。どうせ変な旅行会社なんかに連れてかれるのがオチなのだ。



はーよかった。怪しい話に乗っからないで。


そしておじさんの忠告を無視して歩くこと10分、ワット・ポーが見えてきた。
もう少しでつくぞ・・・と思ったそのときである。


道の反対側からおばさん二人が走ってきた。僕を見てにっこり笑い、は~今日は暑いわね~と話しかけてきた。
どうみても普通のおばさん二人で、僕も笑い返し、世間話をし始めた。


(おば)「私たちはプーケットというタイの田舎から今休暇で遊びに来てるの。バンコクは広くて大変だわ~。あなた、今日はなにを見るの?まあ、ワット・ポー?今日はお休みなのよ!残念ね。よかったら私たちとワット・アルンというお寺を見に行かない?とても有名な寺なのよ。3人で行けば、タクシー代も安くなるし。」

「そうなんですか。本当に休みなんだな・・・ ワット・アルンですか、いいですね!有名な寺なんで僕も見てみたいです。」


このおばさん二人は本当に普通のおばさんで、とってもかんじがよかった。なんの疑いもせず3人でタクシーに乗車。
タクシーの中でも世間話に花が咲いた。

(おば)「あなた日本ではなにをやってたの?私はプーケットで教師をしているの。大変だけど楽しいわよ~子供たちがかわいいんだから!」

「そうなんですか。僕も教員免許持ってます!教師って職業は最高ですよね!」


こんなかんじである。しかもこの人、日本で何年間か暮らしていた時期もあるみたいで関西弁が少し喋れるのである。笑

まったく疑いを持たなかった。だっていい人だし、ぼったくりに気をつけてとか、タイのいいところいろいろ教えてくれたし。
ちなみに今目指しているワット・アルンという寺はチャオプラヤ川の対岸にあるので、ボートを使っていくことになった。


ボート乗り場に到着。タクシー代を3人で割る。そしてボートに乗り込む。


(おば)「そうだ!せっかくだからチャオプラヤ川を少しクルーズしましょうか!!上流まで行って、それからワット・アルンに行きましょう!」


船は上流に向かって動き始めた。

数ヶ月前に洪水で氾濫したチャオプラヤ川。その被害もこの目で確かめられた。



この家は洪水で水没し、家族は避難状態だという。
ほかにも倒れている電柱や倒壊した家屋なども見られた。
洪水被害はやはり深刻なようだ。


せっかくの記念なので、3人で写真を撮ってもらおうとした。すると、

(おば)「ま、待って!今日は人の写真を撮っちゃダメな日なのよ。タイの宗教ではそうなの。景色ならいいけどね。」

と若干焦り気味で断られた。
タイの宗教のことなんか何も知らない僕はその言葉を鵜呑みにした。←しに純粋


その後もすれ違うボートに手を振ったり、タイ語で乾杯っていう言葉を教えてもらったりした。


(おば)「本当にあなたはいい子ね!私の息子のようだわ。新婚旅行ではぜひプーケットに来てね!案内するわ」

こんなかんじでめちゃくちゃよくしてもらった。


そしてクルーズが終わり、お会計。
は~楽しかった。ボート代いくらかな~50バーツ(125円)くらいかな~

と、財布を取り出した僕におばさんが信じられない言葉を投げかけた

「3500バーツ(8750円)よ!!」

はいはい3500バーツね、


って、

おい!!!!!!!!!!!!(怒)



物価が激安なタイではありえない破格の値段である。完全なるぼったくり。ありえん。
(ここからはおばではなくババアと呼ばせていただく)

(ババア)「高いけど仕方ないのよ、3人だけで乗っちゃったし、ひとり3500バーツね。」

「いやいやいや、聞いてないよ!ありえねー!高すぎるよ!」

(ババア)「しょうがないでしょう・・・ これが正規料金よ。ねえ、船頭さん?」

(船頭)「そうだ。3500バーツだ。」


うっさい!!!

船頭黙れ!!!!!



どうせこいつらは最初からグルで気の良さそうな(騙せそうな)旅行者を狙ってここに誘導したんだろーが!


しかしここはチャオプラヤ川のど真ん中である。下手に抵抗したら、岸にたどり着けない恐れもある。
逃げ場のない状況を作らされてしまったのである。


ああ、なんてこったい(泣)。


人を信じたばっかりにこんな目に遭ってしまった。神様はいないのか?信じる人が馬鹿を見るんでしょうか?
ちくしょー!!ガッッデム!ジーザス!!!オーマイガー!!!


しかし、幸運なことに僕は今回現金をほとんど持ち歩いていなかった。所持金400バーツ(1000円)。笑
以前のぼったくりの経験から、騙されたときのために最初からお金を持ち歩かないようにしていたのである。


「今はこれだけしかお金を持ってないんだ。なんなら財布を見てみてよ。」

(ババア)「まあ、これだけしかなかったらお金が払えないじゃないの!残りはどうするの?」

「宿にあるからとってくるよ。約束する。」

(ババア)「本当ね。じゃあ船を降りたらタクシーであなたの宿まで行きましょう。約束よ。」


こうして、とりあえず船を降りることに成功した。


(ババア)「さあ、あなたの宿まで行きましょうか。どこにあるの?」

「カオサンロードにあるよ。交番のすぐ隣のホテルなんだ!!さあ、行こう!」

(ババア)「う、う~ん・・・ 遠いわね~ やっぱりどこかで待ち合わせしない?」

「(こいつ交番って聞いてびびってるな・・・)いいよ、じゃあどこにする?」

(ババア)「私たちが最初に会ったところで20時にしましょう!約束ね!!」

「うん、わかった!僕の分までボート代を払ってくれてありがとう、おばさん!それじゃまたあとでね!」


こうしてぼったくりババア二人組と別れたのだった。

20時に約束の場所まで行くわけもなく、今回のぼったくり事件は終わった。



写真を撮らせてもらえなかったこと、警察の名前を聞いてびびってたことからして、100%詐欺師である。

まあ今回はたいした被害額(1000円)じゃないし、それなりに楽しめたからまだよかった。笑




しかしぼったくりの被害で一番痛いのは心の傷である。人に裏切られるっていうのは、なかなか傷つく。

たとえそれが海外でも、見ず知らずの他人でも、だ。

人を信じるっていうのは大切なことだと今まで教えられてきた。(ルーキーズで)


しかしここにきて、人を信じられなくなりそうである。


ていうか、海外であっちから話しかけてくる優しい奴はもう絶対信じない。笑



帰国したら性格が変わっていそうでちょっと怖い今日この頃である。


みなさん、日本は最高ですよ!世界で一番いい国なんですよ!!

その幸せ、忘れんといてや!!



それではまたブログ更新します。




PS.そのあとワット・ポー行ってみたら普通に開いてました。笑
みんな嘘つきだー

















PSのPS.愛する生徒たちへ。メールは大変嬉しいけど、海外からメールを送信すると莫大な料金が発生する(送信側にも受信側にも)ので返信できません。けどいつもメール見て元気もらってます!ありがとー!!!  
タグ :タイ


Posted by shinzatosun at 00:47Comments(22)

2011年12月12日

タイ

こんにちはこんにちはー!

ブログの更新が滞ってすいません!ちゃんと生きてますよー!!


僕は今タイのバンコクに来ています。クアラルンプールと同じく、東南アジアの中でも最大級の近代化都市です♪




バンコクは車が多い!多すぎる!!渋滞はんぱじゃないです。ここで車運転したくありません」。

ただやっぱり都会だけあって暮らしは快適ですねー!
駅も近いのでけっこう遠出もできます♪

クアラルンプールのときもびっくりしたんだけどやっぱり物価が安い。安すぎます!

服とか靴とかは日本と同じくらいの値段なんだけど、食べ物、生活用品、そして交通費の安さははんぱないです。

たとえば、僕の大好きな牛乳!
一日1本は飲まないと気がすまない牛乳ですが、ここではなんと30円くらいで買えます!(300ml くらいのやつ)

シャンプーは50円、ボディーソープは75円でした!

屋台ならだいたい100円ちょい、ちょっといいところに食べに行っても400円くらいでは食事がすみます。





で、ホテル代がピンキリなんだけど、だいたい300バーツ(750円くらい)くらい出せば快適に過ごせます♪
初日と二日目は日本円で800円のところに泊まったんだけど、めっちゃじょーとーで、快適でした♪


宿では中国人とアメリカ人の男性と部屋が同じになり、さっそく「ナイストゥーミーチュー」と挨拶をしました。
なんと普通に通じ(笑)、けっこう喋りました。

アメリカ人のほうは沖縄も知ってて、ベリービューティフルアイランドとか言ってました。
コンバンワ!アリガトー!とかも意味なく言ってました 笑。


で、さっそくバンコクをぶらぶらしに行ったんだけど、広い。広すぎる。
そしてデパートが多すぎる・・・



うさんくさいトゥクトゥクという名の三輪車タクシー。






もうちょっと安くておいしい買い物がしたい僕には縁のない大型店ばっかり!ただ歩き回っただけでだいぶ疲れましたダウン




しかもね、困るのがここがタイってこと!つまり、英語があまり通じないんですよね・・・




マレーシアで英語でなんとかがんばってきて、少しはコミュニケーション取れるようになってきてからのこれはけっこうきつかった。
だってぜんぜんわかんないし、伝わらないんだもん。





初日の宿探しなんかけっこう歩き回って、探し回って、もうクタクタでね。




地図を広げると英語でなんとか通りって書いてあって、


よし、この通りを探そう!早く宿見つけて休みたいな。どこだー看板~!とか思って必死で探して、




看板見つけたら












こんなかんじの看板だったりね。(泣)



読めねえんだよ。笑



とにかく疲れましたよ、本当に。



初日があんまりにも疲れたもんだから、
二日目は生活においての必需品をデパートに買いにいって、パチもん屋と値切り勝負して、早めに宿に帰って休んでたわけです。


そのときもだいぶ疲れがたまってたわけですよ。

しばらくしたら部屋にアメリカ人のルームメイトが帰ってきて、「元気か?今日はどこに行ったんだ?」なんて話してるわけです。

「今日は近くに買い物に行ったんだよ。昨日今日、歩き回ってめっちゃ疲れてるんだー」と返事しました。

彼は「それは大変だな、ゆっくりしろよ!」と言ってくれました。

「ありがとう!」と答え、僕はパソコンに向かいました。次の目的地のチケットを取るためです。


しばらくすると、後ろから「シュッ、シュッ、フッ!」って聞こえてきました。最初は気のせいかな~なんて思ってたんですけど、あまりにも音がするので振り返ったら


アメリカ人の彼が部屋の中で格闘技してました。見えないなにかと戦ってました。笑


シャドーボクシングってやつでしょうか。けどいきなりはじめたので正直、どうしたんだこいつは!?と思いました。笑

それをしばらく続けると、今度は腹筋、懸垂、腕立て伏せ・・・
よく見るとすごい筋肉!

「君は格闘技やってるの?すごい身体だね!」
と聞くと、

「ハハハ、違うよ、ただ鍛えてるだけさ。トレーニングだよトレーニング!」
と爽やかに言ってました。

僕はそのときYouTubeで2009年WBCの「日本が優勝する瞬間」という動画を見てたんですが、なんとなく彼に失礼な気がして、NBAのスーパープレイハイライトの動画に切り替えました。笑←自分でもなぜそうしたかわからん


さてそろそろご飯食べにいくかー、でも黙って部屋を出ていくのもなんだし彼に一声かけてから行こう。



けど・・・
英語わかんねえ。笑

生活していくうえでの最低限な言葉はわかるけど、こういうコミュニケーションとなったらなかなか言葉が出てこないわけですよ。


そうだ!ネットには翻訳サイトがあると聞いたことがある。
それを使って自動翻訳して出てきた分をそのまま喋ろう!と決めました。


なんて言おうかな~・・・もうめんどくさいから、「トレーニング、がんばってね!」の一言でいいや。←適当


けど日本みたいに気軽に
「FIGHT!」
とか言っちゃったら誤解されてスパーリングが始まるかもしれないから、いちおう翻訳サイトにかけて正しいのが出てきてからその文を喋ろう!


PCに本文入力、翻訳開始!



お、けっこう時間かかってんなこれ。




・・・




あ、出てきた。





画面が変わり、翻訳文が出ました!



これを言えば、彼とコミュニケーションを取れるぞ!どれどれ、なんて言えばいいんだ・・・?








おい 笑。


あれだけ時間をかけて出てきた文章が


「トレーニング、がんば!!」


って。笑


日本語じゃねえか!!


いやいやいや、
部活生かおまえは 笑。





いや~海外にいたらつっこみどころが多すぎて疲れますね本当に。




日本のみなさんはお変わりなく元気でしょうか?



日本と時差2時間のここ、タイで


僕は元気に、つっこみを入れながら生活してます。



それではまたー!!  


Posted by shinzatosun at 00:53Comments(14)

2011年12月06日

アホさに気づく in malaysia

旅の目的のひとつに
「自立したい」があった。

だからひとり旅を選んだ。

しかしやはり俺は甘ちゃんだった。それを思い知らされた。海外は現実をつきつけてくれた。



なにもわからずマレーシアに来た自分。


空港から宿までどのくらいの時間がかかるか?
どの交通手段で行くか?
宿は何時までチェックイン可能なのか?

なにも決めてなかった。
わからなかった。


「どうにかなるだろう」


心の中にはこの考えがあった。
基本、楽天的な性格なので危機感がまったくなかった。


しかし海外は甘くない。ここは日本とは違う、沖縄とは違うのだ。
世界で一番平和といわれている日本、その中でも平和な島沖縄。

そこから飛び出してきた世間知らずな若者は、海外に来て自分のアホさを思い知った。


空港のガードマンにおそるおそる駅までの道を尋ね、バスのチケットを購入し、バスに乗り込む。
1時間半バスに揺られ、中央駅に到着。

この時点ですでに深夜1時。あたりはもう真っ暗。

そばにいたタクシーと交渉し、乗せてもらう。
このときも結果的には目的の場所まで着いたけど、もしタクシーが場所をわからなかったら途方にくれてた。地図をプリントしていなくて、住所だけメモってたけどそれでわかる保障はどこにもない。

今考えるとゾっとする。もしもあのタクシーが道を知らなかったら…
もしもあのタクシーにぼったくられてたら…

運がよかった。


しかし、目的地の宿が開いていない。
これもうかつだった。てか、普通に考えたら深夜2時に開いている宿はあんまりない。笑

予約したときはそんなことも考えていなかった。

空港のすぐ隣にあるちょっと高めの宿を取ればよかった。
危険な目に遭うよりは断然マシだ。


途方にくれて周囲を歩く、遠くにバーが見え、酔っ払いが騒いでいる。
向かいのとおりには野宿しているやつらがいっぱい。

しかし日本のホームレスとはわけが違う。目が怖いのだ。
俺を見る目が普通じゃない。

「獲物がきた」

そんな目である。
アジアといってもここは他民族国家マレーシア。黒人やインド系も多い。
屈強な外国人にじっと見られている…

正直、尋常じゃなく怖かった。日本語で「うわーやべー」とか無意識に言ってた 笑。


すぐにその場から離れる。「これからどうしよう…」 絶望感が襲ってくる。
ふと別の通りを見渡すと、一筋の光が。

「STAY GREEN HOTEL」
と書かれたドアの向こうには明かりが見え、階段がある。

ここなら開いてそうだとインターホンを押す。
運がよかった。24時間開けている宿で、空き部屋もあった。


もしここが開いてなかったら、本当やばかったと思う。


しかもこの宿は本当にいい宿で、スタッフみんながフレンドリー!!翌日からの滞在費も安くしてくれたし、朝ごはんをご馳走になったり、買い物を手伝ってもらったりした。
日本人のまーさーも泊まってて、マレーシアのこといろいろ教えてもらった。

不幸中の幸いってこれだなーと思った。

こんな素敵な出会いがあってよかった。



今こうして振り返ってみると、最初のころの自分のバカさ、世間知らずさにびっくりする。

一歩間違えれば、大変な事件に巻き込まれていた可能性が高い。






まあ、とりあえず俺は運が良い!!笑



初日は奇跡的な運の良さで自分のアホさをカバーできたかんじである。




二日目にはぼったくりに遭ったけど、今考えるとそれもよかった。

もしこれがインドだったら目的地にたどり着かなかっただろうし 笑。
もっと治安の悪い場所だったら有り金全部取られてただろうし、最悪の場合命もなかったかもしれない。
マレーシアでよかった。



海外は日本とは違う、本当に、なにもかもが違う。
しかしこんな環境だからこそ、人の優しさ、温かさが心に染みる。

日本で受けた優しさの何倍も、心に染みる。

その優しさ、温かさにこの先何回も触れて、感動していきたいなと思う。

そして、俺も同じように人に優しくしたいな。






今のところアホさを奇跡的な運の良さでカバーできているが海外はそんなに甘くない。


これからは気を引き締めて厳しい海外の環境になれていこう。アホな自分からはもう卒業。



しっかり一人の男として自立しようと思った滞在5日目の夜だった。



  


Posted by shinzatosun at 23:40Comments(14)

2011年12月06日

ツインタワー in malaysia

どーもー!

マレーシア4日目にて、すでに喉の痛みと熱っぽさがでてきてます、新里です

先日、マレーシアの首都クアラルンプールの観光名所を訪れました。

その名も「ペトロナス・ツイン・タワー」


高さ452mを誇るこの建物は2003年までは世界で一番高いビルだったそうな。

俺が泊まってるとこからも見えたので行ってみることにしました!

近く見えたので徒歩で行くことに決め、出発!しかしなかなか着かない。遠いな~


…てか、

暑い。
めっちゃ暑いっすマレーシア。半そで半ズボン島ぞうりがベスト。

汗をかきながらひたすら歩いて1時間くらい…
着いた!


いやーでかい。これはなかなかすごいぞ。

そうだ、写真を撮ろう。





なんというでかさ。全部がカメラに収まらない…

てか、俺もいっしょに写りたいなこいつと。この元世界チャンピオンと。


辺りを見回してみると、めっちゃ高級なカメラを持った中国人男性が一人、パシャパシャと写真を撮っているではないか。

この人にお願いしよう!このカメラ慣れしたかんじ、間違いない!!



「Excuse me?Will you take a picture??」

「OK.」

「Thank you!」


交渉成立。ふふ、英語で話しかけるのも慣れてきたぜ。やっぱり人間慣れが肝心だよね。人に話しかけるのも、写真撮影だって慣れが肝心。写真撮影を喜んでやってくれそうで、なおかつ写真を撮るのがうまい人を選ぶのが大事。
今回はばっちりだ!


(お願いしまーす)


「1,2,3,パシャ」




















…おい








なんだよこの写真は!!!ツインタワーが… ツインタワーが~…



なんなんだろうこの構図は。そこにツインタワーがあるのに、完全にフレームアウトである。


那覇で撮りましたと言ってもなんの疑いもなく信じてしまいそうだ。


おっさん…
いや、もうつっこみどころがありすぎて焦るよ



とりあえず、あんたが持ってるCANONのカメラに謝れ。そして俺に謝れ!!

宝の持ち腐れとはまさしくこのことである。




仕方ないからもう自分で撮ることに決定。(いわゆる自撮りってやつです)

う~ん、難しい。難しいぞこれは。
どのツラさげて写ったらいいかわからんし。


と、そこで一人の若者が登場!めっちゃニコニコしてる!

も、もしや…
あんた…
撮ってくれはるんですか!?



「Hey!Look! Look this! iphone4!!Do you want to iphone??very discount!!」(見てみて!アイフォン4だぜ!いいだろ~、欲しいか?安くしとくぜ?)



「プイッ。」



ガチで漫画のようにプイッとやってしまった 笑。



この人、どうみてもアップル社の人には見えない。沖縄市空港通りにある偽造品ばっかり売ってる服屋の店員に似ている。


「…帰ってください。今忙しいのです。」


「No~! Very nice phone. this is iphone4!!Do you know?」


そのぐらい知ってるわ!おまえらより知ってるわ!!

怪しい若者をオールシカトで切り抜け、自撮りを敢行。















うーんやはりうまくいかない。
てか俺ののどぼとけ出すぎ 笑。


もう諦めようかな!
そう思っていた瞬間、奇跡は起きた。

「写真、撮ろうか?」

通りがかりのアラブ系カップルが撮ってくれることになったのである。

神様ありがとう!

誰かが言ってました。
アラブジン ミナ イイヒト!アラブ ワルクナイ!!アメリカ ナンデ アラブヲ ワルクイウカ!

沖国の人ならわかるであろう。



うん、人はこうでなくちゃいかんよ。


助け合いの精神を大事にせないかん。
いや、あかん!!




「1,2,3…パシャ!」

「Oh~ Thank you so much!! 」

「you are welcome.」



ありがとう見知らぬカップル…。
ありがとうマレーシア…
ありがとうアッラー

これを見習って今度は俺が写真を撮ってあげよう!困った人がいたら助けるんだ!!


そう思えたクアラルンプールでの午後の思い出でした…。



ちなみに、最後に撮ってもらった写真はこれです




…よ、


よし!いい写真!!!  


Posted by shinzatosun at 00:59Comments(5)

2011年12月03日

BOTTAKURI!!!!

どうも~!

今日はですね、昨日以上にハプニング続出の日でした!

嬉しいことと悲しいことがいっぺんに起きました。

まずひとつ、嬉しいこと!宿にたまたま泊まっていた日本人の佐藤君と友達になりました。

彼は語学留学とスケボー留学のためにマレーシアを訪れているそうな。
叔父さんと二人で泊まってたけど叔父さんが明日帰るらしく、一人ぼっちになるところで俺が登場したそうです。笑

マレーシアに来て3ヶ月目だそうなので、初心者の俺からしたらかなり先輩!
これはかなりありがたかったです。

しかもしかも!今日の宿がまだ決まってないことを話していると、オーナーが
「同じ日本人だからいっしょがいいでしょう?安くしてあげるから明日からもこっちに泊まったら?」
と言ってくれました。これもなにかの縁と思い、延泊決定!2日で1250円という価格で宿を確保しました。


宿が決まったので、朝ごはんと日用品(石鹸など)を買いにいこうと思い、
「where is supermarket ?」
とオーナーに聞いたら、「私が案内するわ」
と即答!連れて行ってもらい、オススメ商品なんかも教えてもらいました。

このオーナーは女性なんだけど、英語が堪能でとってもわかりやすく話してくれます。
案内してくれたし、優しいし、気を使ってくれえるし、安くしてくれるし…
本当に至れり尽くせり。

そしてその後かなり時間があったのでマレーシアの街をブラブラしてました。めっちゃ大きいデパートがあって、クリスマスのイベントなんかもやってました。
喫茶店で店員に笑われたり(たぶんボディランゲージがおおげさすぎたせい。)、ドイツ人に感謝されたりとなかなか楽しかった。


しかし事件はここからです。


デパートから出ると、東南アジア特有のスコール。これじゃ歩いて帰れない・・・
そこでタクシー乗り場に並びました。順番を待って、タクシーに乗り込みました。
街を走ってるタクシーよりも明らかに高級そうなタクシーで、8人乗りくらい。


運転手がめっちゃ話しかけてくる。
「マレーシアはいいとこだろ?」
「あっちはいいとこだから明日行ったほうがいいよ!おすすめだぜ!」
「雨だから大変だったな~ ちゃんとホテルに送り届けるから安心しろよ、最短ルートで行ってやる!」
「英語が苦手だって大丈夫だ!俺には通じてるし大丈夫だぜ!」
「けどなんで一人なんだ?このタクシーは高級だからけっこう値段も高くつくぜ!明日からは小さいタクシーを捜して乗りなよ」


本当に人あたりのいい人で、めちゃくちゃ好印象だった。
俺のつたない説明でもきちんと聞いてくれて、宿を探し当ててくれた。
そして到着。お会計。


「はい、600リンギット(約1万5000円)ね。」


はいはい、600リンギットね。

って、えーーーーーーーーー!!?????

待て待て待て待て。
激安王国マレーシアでこの価格はありえないだろ。
東京のタクシーの深夜料金以上の値段だぞ。

「なんで?高いよ!」

(運)「仕方ないよ。君がチャーターしたんだし、高級車だし。まさか払えないの?」



やっぱり知らない土地だし、しかもいかつい外国人が相手なので不安になる。そこを見事につかれた。しかも今までがいい人だったのでこの人はだましてないはずと勝手に思い込んでしまったのである。
焦った俺はとりあえず払った(泣)。


「マジかよおい。持ち金がぜんぜん足りない…。とりあえず、はい。今あるだけ全部の金。あとはないよ…」

(運)「え?だめだめだめ!今ここで全部金払えよ!ドルもあるだろ?」

「あ、ドルもあるけど…。わかった。残りはドルで払うよ。」

(運)「ドルはいくらあるんだ?出しなさい。」

「ちょっと待って、やっぱ高くない?おかしいよ。」

(運)「おかしくない。だってこれは高級車だからな。ほら早くしろ!(キレ気味)」

「わかったよ… はい、これでドルも全部だ。(全部渡すフリして半分くらいを隠す)」

(運)「これでも足りないな。さあどうしようか。(キレ気味)」

「宿に戻って友達とかオーナーに借りてくるよ。だから待ってて。」

(運)「いいや、それはだめだ。・・・よし、今日は特別にサービスだ。お前を助けてやる。もういいぞ、帰ってよし。」

「(怪しすぎる・・・) なんでだめなの?やっぱおかしくない?嘘ついてるでしょ!」

(運)「(あきれ顔で)おいおい、警察に突き出されたいのか?俺はお前をサービスで許してやってるんだぜ?」

「わかった。じゃあ、あんたの名刺をくれよ!念のために!」

(運)「(名刺を取り出し、ドヤ顔で)これが私の名刺だ!不満なら連絡しろ!」

「オーケー。じゃあな。」



この間10分ほど。


こうしてタクシーを降りました。恐ろしいことに、ずっと施錠されてたからね。
途中から絶対怪しいと思ったけど、俺にできるのは有り金全部取られないために隠すことと、連絡先を聞くことだけでした。


宿に入ってオーナーに話すと激怒。それは通常の10倍の値段だ!って。怒って電話してくれたんだけど、つながらなかった・・・ はい、ぼったくりです。
いやー見事にやられましたね。

被害額は約1万円。最初から怪しいと思ってお金を渡さなければよかったなーと少し後悔。
まぁけど、命があるだけまだマシか!!


すごくいい経験をしたなと思います。こんなの日本じゃできないからね。

今回の反省点は、タクシーのおおよその値段をあらかじめ把握していなかったこと。
事前に料金交渉をしていなかったこと。
タクシーのおっちゃんに旅がはじめてだと言ってしまったこと

です。油断は禁物!簡単に人を信じたらいけないなと痛感しました…

授業料と考えればまぁいいか。
次回は絶対にだまされない!


俺の好きな言葉で
「人生のすべてに意味がある」


という言葉があります。今日のことも必ず意味がある。そして無意味なものにしてはいけない!

今日の苦い経験を糧に強くなろうと思います!!


宿ではオーナーがずっと心配&同情してくれました。
今度は私が案内すると言ってくれました。

こういうときに優しくされると、心に染みます。



人に優しくされたとき 自分の小ささを知りました


まさに今こんなかんじ 笑。
よっしゃ明日からまたがんばるぞー!!


PS。さーきーメールありがとー!
嬉しくて泣きそうだったー!




PSのPS。今度あいつにあったら絶対タクシー破壊します。

  


Posted by shinzatosun at 23:45Comments(13)

2011年12月03日

マレーシア到着!

マレーシア着きましたー!

もう、疲れた!疲れた疲れた疲れた!

関空から飛行機に揺られること6時間半・・・


到着!


関空で荷物検査の時にたまたま隣になった澤田君と友達になり、雑談しながらの入国。

いっしょに空港の中にあるレストランでご飯を食べました。


食におおいに不安があった僕ですが、注文したマレーシア風ラーメンみたいなのがめちゃくちゃうまかった。




飲み物合わせて代金は16リンギット(450円くらい)!
あ、リンギットってマレーシアの通貨ね 笑。

マレーシアは沖縄より湿気が多いです。ムシムシしてます。
そしてみんな夜型生活です。深夜1時でもたくさん人がいました。

澤田君はこのあと一泊してベトナムに行くそうな。また再会できることを願いつつ、空港で別れました。






さあこれで完璧に一人。海外で一人。自然と不安が襲ってきます。




「なんかあったらどうしよう・・・」





しかしこんなんで負けてられません。不安になってんじゃねえ!と自分に喝を入れ、

世界はつながってる。笑顔さえあればノープロブレム!の精神でタクシーの係員に話しかけました。



「I want to go to hotel.this hotel do you know?」

「プイッ」


「ガーン!!!!!」



勇気100%で突撃した僕の初会話はシカトという素敵な結果に終わりました。
しかしここでへこんだらあかん。

負けずにもう一回、
「アイウォントゥディスホテル!プリーズ!(このホテルに行きたいんだ!頼むよおじさん!)」

「whitch?(あん?どこだそこ?知らねーよ。)」

そう言っておじさん、もとい、おっさんはホテルの名前が書かれた紙を僕の手から奪い取り、運転席に乗り込みました。
乗れってことかな・・・ いやけどあのおっさん明らかにこんなホテル知らないって顔してたしな・・・
と、迷いながらも乗り込みました。

無言で車を走らせること10分。

ホテル到着。



おっさーん!!!!

ありがとう!

疑って悪かったと心の底から思いました。こいつ、ええやつやん!!人は見かけじゃないやん!と思いました。



しかし着いたよの一言もありがとうの一言もなかったですこのおっさん。
ディズニーランドで働いて接客のいろはを一から学んできてほしいものです。


タクシーから降りてホテルに入ろうとすると様子がおかしい。
完全に電気が消えている・・・  まさか・・・

「CLOSE」の看板が下がっていました。
飛行機も遅れ、ホテルを探し出すまでに時間がかかっていたのでホテルが閉まっちゃったのです。

これは洒落にならん。初日からまさかの野宿か…?


時間はもう深夜2時。いちおう周りを少し歩いてみると、怖い怖い怖い!
なんかうろついてる人がちらほら・・・ 酔っ払いや、道端で寝てる集団もいました。


てか一人明らかにこっち見てるし。手招きしてるし。
やばいと思って軽やかな小走りで逃げましたが、もう嫌だ!ヘルプミー!


どうしようと呆然と歩き回ってたら一軒のホテルを発見!


確認したらちょっと高い部屋だけど空いているとのこと!
地獄に仏とはこのことです。もう、速攻チェックイン決定!!

値段は一泊2300円ほど。少々高いけど背に腹は変えられない。


片言のカタカナ英語を駆使してチェックインをすませ、ようやく宿を確保しました。

初日からこれとか先が思いやられる!マジで(泣)。


今日は街をブラブラしてこようと思います。

早くも日本が恋しいです。笑


それではまたー  


Posted by shinzatosun at 11:32Comments(7)