2011年12月25日

クリスマス

こんにちは!

突然ですがみなさん!さて僕は今どこにいるでしょうかー?


答えは次回の記事でお教えします!!笑




クリスマスですね!
みなさんクリスマスいかがお過ごしでしょうか。


僕はというと、まったく普通に過ごしています。

本当に普通~で、他の日と変わりません。



実は僕は過去のクリスマスにいろいろな思い出がありまして。
ちょっと苦手なんです。

人を傷つけたこともあるし、その逆もあるし。
いろいろありました。


だからなんか、こんな俺がクリスマスを楽しんでもな~って思います。
いいんです。まだ楽しまなくても。
完全に自分勝手な考えですけどね。



けどクリスマスのことは大好きです!

もう、めっちゃくちゃ好きです!!

なにが好きかっていうと、あの雰囲気。みんながお祭り騒ぎみたいなかんじで幸せそうですよね!
クリスマスソングが鳴り響いて、街はイルミネーションでいっぱいで。



それに、実は小さい頃はクリスマスは一年で一番楽しみな日だったんです。


うちの両親は本当にできた親で、毎年手紙付きでプレゼントを用意してくれました。
イブの日に僕が手紙を書いて枕元に置いて… 朝起きたら返事がある。しかもめっちゃ達筆 笑。

そんな両親の努力もあり、無邪気な僕は小5くらいまでサンタを信じていました。


幼少時代のクリスマスは本当に楽しい思い出ばっかり。あの気持ちは今も忘れていません。


将来子供ができたら、両親がしてくれたように最高のクリスマスを演出してあげようと思います。

とりあえず今年は姪っ子と甥っ子にクリスマスプレゼントを買って、郵送しました。←叔父バカ



とにかくクリスマスは最高にハッピーな日です。そんなクリスマスが僕は大好きなんです。
自分は別に幸せにならなくてもいいけど、みんながハッピーになってほしいんです。




けど、クリスマスをなんの楽しみもなく過ごす人もいます。
マレーシアやタイでもクリスマスはあって、街はそれなりにクリスマス色なんだけど…


そんな雰囲気のなか、一日中駅前で座って物乞いをしてるおじさんもいます。
彼は朝からずっと駅前で座ってて、物乞いをしてる。左手がないおじさん。なにも話さず、ずっと座ってる。
お金を入れるコップをチラっと見たけどぜんぜん入ってなかった。


彼はどんな季節も、みんながどんなにハッピーな日でも、ずっとここで物乞いをしてるんだな

そう考えたとき、なんか罪悪感みたいなものを感じた。


タイの大型デパートの前で
小学校5年くらいの女の子がボロボロの制服で、ボサボサの髪型で、しかも裸足で。
物乞いをしてた。


周りの風景、雰囲気とのあまりのミスマッチさに、一瞬足が止まった。
周りはみんなハッピーな表情。もうすぐクリスマスなんだし。

けどその子は違う。死んだ目をしてる。

近くを通って気づいた。
この子はリコーダーを持ってる。そして「ジングルベル」を吹いてる。



なんだそれ。



この子に幸せなクリスマスはないのか?

人がめちゃくちゃ通るこの通りでみんなに見られながら、「ジングルベル」を吹いて、お金をくださいと頼む…


僕が過ごした幼少時代のクリスマスとえらい違いだ。


タイで出会った人に聞いたところ、こういう物乞いの人たちは、生まれたときから「物乞い」の人が多いんだそうだ。
カースト制度みたいなもので、生まれたときから決まっているらしい。


そしてそういう人たちはマフィア(ヤクザ)に使われる。毎朝マフィアが所定の場所に物乞いを「置いて」いき、夜中に「回収」するのだそうだ。
同情をひくために、手や足を切断されたりする人もいるらしい。(実際、下半身がない物乞いを見た。)




これが現実なのか?



生まれたところが違うだけで、こうも違うのか。

目が覚めたら枕元にプレゼントなんて夢のまた夢。



この人たちは毎日同じことの繰り返しだ。金をくれと人に頭を下げるのみ。どんなに暑い日でも、どんな祝日であろうと…


クリスマスなんてきっと一生ない。



自分に何かできることはないか考えてみたが、なにもない。


本当に、なにもない。
無力な自分。



お金をあげればあの人たちは喜ぶのか?マフィアが得をするだけなのに?
じゃあ物をあげるか?どんな顔であげればいい?
貧富の差がない世界なんてありえるのか?

いろんな考えが頭をめぐった。


結局僕はなにもできなかった。素通りするだけ。辛かった。けどどうしようもない。


「世界がもし100人の村だったら」とか何回も読んだことがあるけど実際に目の当たりにしたらその衝撃はすさまじかった。


貧富の差は、思ってる以上にある。そして日本は完全に「富」の側なんだ。





中学のときの英語の授業で「Do They Know it's Christmas」って歌を聴いたことがある。
歌ってるのはBAND AID。

イギリス(だったかな?)のめっちゃ有名な歌手が集まって、エチオピアの飢餓に対して、
「飢えている世界中の人々に食料を!クリスマスを彼らに知らせよう!みんなで彼らのためになにかしよう!」
っていうのを歌ってるチャリティーソング。

http://youtu.be/w5cX_ncZLls


当時のエチオピアでは飢餓で100万人死んだらしい。だけどこの歌をきっかけにかなり状況がよくなった。義援金もめちゃくちゃ集まった。


1984年の歌だけど、やっぱりこの姿勢はずっと変わらずに持たなきゃいけないと思う。
クリスマスを知らない、知ってても全然ハッピーじゃない子供たちが世界にはたくさんいる。

それはやっぱり、よくないよなー

どうにかして幸せなクリスマスを送ってほしい。



そのために自分はなにができるのか、今考え中です。はい。



現実を見るために出たこの旅。本当、いろいろ考えさせられます。



いつの日か、世界中のみんなが幸せなクリスマスっていうのが実現できたらいいですね!!


それでは今日はこのへんで…


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Posted by shinzatosun at 19:55│Comments(16)
この記事へのコメント
なんかちむわさわさぁするね~。

でもしゃんしゅんが、こうしてブログならなんなりで、そういった事実や感じたことを伝えることで、読んだ人にちょびっとした気持ちや変化が生まれると思う。それが少し世界を変える少しの力になると思う。

今年、震災にあった方が

1つの命が人をつなぎ、世界をつなぐ。

と言ってた。しゅんしゅんもきっと架け橋になるね~。それにはまず、生きてなきゃいかんね~。
にしても、商業主義が生み出したであろう現代的なクリスマスはいまや全世界に…ちなみに、サンタのソリひっぱってるチョッパーの仲間は、生物学的にはメスらしいよ(笑)冬に角あるからさ
Posted by うた at 2011年12月25日 22:36
悲しくなりますね

こういう話を読んだりすると
本当に自分たちが幸せということ、
だけどなんにもできないことが
とってもよくわかります

今、ちょうど社会でもこういう国際的な平和とか、格差とかの
勉強をしていたけど、
教科書を読むよりも
1回現地に行かないとこういうことは絶対によくわからないな
と思いました!

僕ももう少し成長したら絶対に旅をしよう思いました!

世界中のみんなが幸せなクリスマスを過ごせますように(^_^)v
Posted by ひでぼー at 2011年12月26日 00:21
自分たちの当たり前は、世界ではすごく恵まれていることなんだなって感じました。

それと同時に、俺は何もしてあげられないことと、マフィアの人は人の命をなんだとおもってるんだっていう怒りが起きました。

目そらしたらだめってことはわかっていても、この現状について考えるのはとてもつらいです。

でもいつか世界中の人がみんなクリスマスを祝えるときが来てほしいですね!
Posted by ゆう at 2011年12月26日 20:38
百聞は一見に如かずってよう言ったもんだね…しゅんが目の当たりにした現実!ってここではかなり想像でしかないもんだよね…

しゅんのブログでいろいろ聞いて、考えるとこもたくさんあるよほんと…
とにかく、体には気をつけてなー!!
Posted by 優斗 at 2011年12月27日 17:20
私も普通に過ごしたー♪保育園の時にサンタが存在しないと気づいた私はなんて寂しいやつなんだ(笑)
だからこんなにひねくれてるんだな


惇チャンが帰ってきたら呑みましょうね!
だから必ず帰ってきて!
Posted by 石原 at 2012年01月02日 19:01
しゅん先輩、元気ですかー?ブログ更新ないからなおきがしんぱいしてますー( ;´Д`)
Posted by すずか at 2012年01月06日 17:00
しゅんのクリスマスエピソード聞かせてさ!!笑

そうなの?(>_<) 物乞いにマフィアが関わっているんだ‥‥ 知らなかった‥ カースト制とか、なんのためにあるんだろう‥ こんな子供達が世の中にはたくさんいるんだよね、、 助けたいし手を差し伸べたい人はたくさんいるんだと思うけど、どう行動したらいいかわからない人も多いと思うー(T_T) しゅんが先生なったら、こういうことも子供達に伝えられるはずね!みんなが幸せになれる世の中にしていこー!!
Posted by あさみ at 2012年01月07日 00:50
>うたこ
そうだねー!俺が世界中で見てきたものを誰かに伝えて、その誰かがまた誰かに伝えてく・・・
こういう風になれば少しでも変わっていくと思う!
自分ひとりの力じゃどうにもならないんだよね。無力。

だから教師っていう職業についたら自分の教科だけじゃなくて世界の現状とかも伝えていくつもり!!
それが広がって、少しでもいい方向にいけばいいなあー
Posted by shinzatosunshinzatosun at 2012年01月07日 11:04
>ひでぼー
うん、目の当たりにしたらね、衝撃だよ。

ぼったくりも目の当たりにしたら衝撃だけど。笑

自分たちが普通って思ってることがぜんぜん普通じゃなかったり、どれだけ恵まれてるのかっていうのがリアルに感じられる。

世界中が平和ならいいのにね。

大きくなったら旅に出たらいいさ♪
サポートするから!
Posted by shinzatosunshinzatosun at 2012年01月07日 11:10
>ゆう
うん、現実はあまりにも厳しいって思ったなー。

東南アジアの人たちからしたら日本はめちゃくちゃお金持ちだし、暮らしぶりもかなり贅沢。
だからぼったくりたくなるんだよ。「どーせ金たくさん持ってるんだろ」って思われてる。

あっちはその日その日が必死だし、物乞いの数も多い。夜遅くまで花を売ってる5歳くらいの女の子もいたよ。

自分ができることを少しでも考える、それが世界を幸せに変えるための第一歩だと思います!
Posted by shinzatosunshinzatosun at 2012年01月07日 11:16
>ゆうと
実際見たらかなり衝撃だったなー・・・

深夜まで物乞いしたり、必死で働いてる子どもたちの横で、中年の日本人や欧米人が売春したりしてるんだぜ。
そのおかげであんなに深夜まで人がいるんだろうけど。

生まれたとこの違いでこうも変わるのかと思ったね。
Posted by shinzatosunshinzatosun at 2012年01月07日 11:18
>さなえ
保育園とか早すぎだろ 笑

うちの両親はけっこう巧妙に芝居してたし、俺はめっちゃ鈍感だったから気づくのに時間かかったぜ!

帰ってきたらぜひ呑みたいけど、一食100円ちょっとですむ海外に慣れた僕は飲み代2000円がクソ高く感じる・・・笑
Posted by shinzatosunshinzatosun at 2012年01月07日 11:22
>すずか
ありがとー!ぜんぜん大丈夫だよー!むしろ元気すぎるくらい!!
ネット環境がないところにいたから更新できなかったさー。
ご心配おかけしました!
Posted by shinzatosunshinzatosun at 2012年01月07日 11:23
>あさみ
はははー
今度時間があったらまた語りーしようぜ!久々にあさみと話したいさ!
海で話したのが懐かしい!!


「僕たちは世界を変えることができない」って本があるんだけど、そのタイトルの通りだよ。世界を変えることはきっとできない。ちっぽけすぎる。


けど、それでもやっぱりなにかしたいし、
なにかしなきゃますます世界は変わらないんだよね。

効率的な方法で、世界をどうよくするか。
これ、生きる目標のひとつだなー。
Posted by shinzatosunshinzatosun at 2012年01月07日 11:29
今年もよろしくお願いします(^^ゞ!!

神様のお告げ間違いないですね!!健康第一ですよ!!

しゅんサンのブログを見ると自分もワクワクします!!
更新楽しみにしてますヽ(^^)


あっ!
琉球風車
11代目会長になりました(笑)
Posted by たいしゅー at 2012年01月10日 03:12
>たいしゅー

神様のお告げと無理やりにでも思わないとやってられんわ 笑。

いつかたいしゅうも旅に出な♪
アジアなら、10万あれば一ヶ月は余裕だから♪

てか、会長かー!
おめでとー!それだけ期待されてるっていう証拠よ!
大変だけど頑張れよ♪応援してるからさ!まあ、キツかったら電話してきて!
愚痴なら聞くぜ 笑!
Posted by shinzatosunshinzatosun at 2012年01月10日 23:27
 
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