2012年02月26日
タージ・マハル、まさる
こんばんはー!
今日本は午前4時ですね。
ここ、インドはまだ0時30分です!
帰国も迫ってきてるのでリアルタイムに追いつけるよう、ハイペースで更新します!だから夜中でも関係なし!
先日、インドが誇る世界遺産、タージ・マハルに行ってきました♪
みなさんもよく知ってる、白いタマネギみたいなやつです。
マハル(宮殿)という名前がついているので宮殿と思われがちですが、この建物は宮殿ではなく、たった一人のために作られた巨大な墓なんです。
今日はそのへんについてお話します!
その昔、インドにシャー・ジャハーンという皇帝がいました。彼にはムムターズ王妃という奥さんがいました。
シャー・ジャハーンはムムターズが大好きでした。それはそれは大好きでした。もう、メロメロでした。
初恋のときの中学生のように、ムムターズを愛し、ムムターズしか見えていませんでした。愛しまくりました。
そんなある日、最愛のムムターズが亡くなってしまいます。
「えっ?ちょっ・・・ ホンマに? マジか・・・ あかん。この世の終わりや~」
シャー・ジャハーンは嘆きました。ものすごく悲しみました。ダウン寸前でした。
しかしそこでシャー・ジャハーンは思いつきます。
「ムムターズのために、世界一の墓を作ろう!世界一美しい妻のために、墓も世界一のものを・・・」
シャー・ジャハーンは国中から優れた職人を集め、世界各地から貴石を集め、墓の建設に取り掛かりました。
・・・こうして22年の歳月と、天文学的な費用をかけて、1653年にタージ・マハルは完成しました。
青空に映える白大理石は圧巻の美しさ。まさしく世界一の墓が出来上がりました。
しかし、タージ・マハルの建設に力を入れすぎた結果、国の財政は破綻し、国民の生活は苦しくなりました。
その結果、シャー・ジャハーンは息子によって皇帝の座から引きずり下ろされ、幽閉されてしまいました。
タージ・マハルと川をはさんだ対岸に、自分の墓である「黒いタージ・マハル」を作ろうとしていたとのことですが真偽のほどは定かではありません。
彼は幽閉されたまま、孤独にその生涯を閉じました。
死後、彼は最愛の妻ムムターズの横に葬られ、今ふたりは仲良く眠っています。・・・観光客に見守られながら。
というのがこのお話。一見ロマンチックですが、お墓のために国を危険な目にさらしたこの皇帝はなかなかアホだと思う。笑
しかも一説によると、タージ・マハルが完成したあとに、職人さんたちの親指を切断したんだって!
理由は「この世にタージ・マハルと同じような美しい建物を作らせなくするため」ってさ。クレイジー!笑
そんな世界遺産、タージ・マハルにいってきましたよー!
まずびっくりしたのがね、入場料!
外国人料金が750ルピー(約1500円)もするわけですよ。これは高すぎる!まさか、ぼったくり?と思ったけど正規料金なんだって。
けど750ルピーは高いでしょ~。東京から九州くらいまでの距離の寝台列車が300ルピーくらいなのに。
じゃあ、インド人料金はいくらなんだよ?と思ってチケットカウンター覗いてみたら、
20ルピー(約40円)でした。笑 なにこの違い… 俺らインド人の40倍近く払ってんじゃん 笑
まあ気にせず入場!
例のごとく、ぜんぜん期待してなかった僕ですが、タージ・マハルを目の前にした瞬間、感動しました。
タージさんすいません。なめてました。
これはかなり綺麗!美しすぎて見とれてしまうほど!
世界遺産の選考委員も2秒で決めたはずよこれは。
「タージ?どうせショぼいだろ… インド人が作ったのなんてさ、たかが知れてるよ、どれ見せてごらん?(チラッ)うん、世界遺産決定。最高!フォー!!!」
ってなるはず。笑 そんぐらい綺麗!
近くまで行って見とれたり、写真撮ったり、大理石触ったりしてたけどぜんぜん飽きない!う、美しすぎる・・・
たぶん、ムムターズは相当な美人だったんだろうな~ 新垣結衣とか佐々木希とかそんなかんじだろうな~・・・
だとしたらわかる。わかるぞ、シャー・ジャハーン!むしろあと3つぐらい建てちゃいましょう!!笑
ちなみに気になってムムターズを調べてみたらこんなんでした。
シャー・ジャハーン・・・ 貴様が犯した罪は大きい。
とかそんなくだらないことを考えながら眺めていると、
「ヘイ、フレンド!写真撮ってやろうか?」
と、インド人の若者グループに声をかけられた。
あ、そういえばまだ写真撮ってないや。ここはお願いしよう!
とりあえずピースをしてみる。しかしここでインド人が
「ピースじゃなくてさ、タージのてっぺんを掴むようなポーズにしてくれよ!ほら、周りのみんなもやってるだろ?」
言われてみれば、周りはみんなタージのてっぺんを掴むようなポーズをとっている。遠近法で、写真で見たら自分がタージを掴んで持ち上げているように見えるのだろう。
ここは、インド人っぽく、そのポーズで写ってみるか!そして僕はポーズを撮った。
「そうそう、その位置でいいよ!いいねいいね~!最高だ!はい、ポーズ!(カシャ)」
俺「ありがとう!君たちも撮ってあげるよ♪」
彼らはカメラのバッテリーが切れてて写真が撮れなかったらしい。写真を撮ってあげた。
陽気な奴等である。ただ、サングラスやペンをパクろうとしてたけど。笑
その後、タージを後にして帰ろうとしたらなんと偶然、のぞみさんと再会!
彼女とはデリーの空港で会って以来、2日間行動を共にして、
列車のチケットの手配やオススメのポイントを教えてもらったりしてかなりお世話になっていたのだ。
昨晩に別れ、それぞれ別々のポイントへ向かうところでの偶然の再会だった。
このお方は、インドの旅での一番の恩人だ。この後世界一周をするらしい。かっこよすぎる!
最後に写真を撮ってもらい、次なる目的地、バラナシへ向かった。
↑ミスバックパッカー選手権日本代表(俺が勝手にそう思ってる)笑、のぞみさんとの写真
俺「写真、ありがとうございます!それでは、よい旅を!」
のぞみさんと別れ、今撮影した写真を見た。そして思った。
あ、そういえばタージで撮った写真まだ見てないや。うまく撮れてるかな?
インド人の若者が「いいね~、そのポーズ。いいよいいよ~」と褒めまくってたからきっと大丈夫だろう。
いちおう、確認してみるか。
・・・インド人、てめえコノヤロウ(猪木風)。
意味不明なポーズになってるじゃねーか!
馬鹿すぎるだろこの写真。笑
ははは・・・
もはや笑うしかない。笑
マレーシアのツインタワーの写真よりも残念である。(泣)
インド人に小馬鹿にされ、悔しい思いを引きずりつつも、次の町、バラナシに向かいます。
リアルタイムではもうインド出国間近なんだけどね。笑
明日も更新します!!1日2回ペースの更新になりますね~。旅も終盤なので、よかったらチェックしてください♪
それでは~
今日本は午前4時ですね。
ここ、インドはまだ0時30分です!
帰国も迫ってきてるのでリアルタイムに追いつけるよう、ハイペースで更新します!だから夜中でも関係なし!
先日、インドが誇る世界遺産、タージ・マハルに行ってきました♪
みなさんもよく知ってる、白いタマネギみたいなやつです。
マハル(宮殿)という名前がついているので宮殿と思われがちですが、この建物は宮殿ではなく、たった一人のために作られた巨大な墓なんです。
今日はそのへんについてお話します!
その昔、インドにシャー・ジャハーンという皇帝がいました。彼にはムムターズ王妃という奥さんがいました。
シャー・ジャハーンはムムターズが大好きでした。それはそれは大好きでした。もう、メロメロでした。
初恋のときの中学生のように、ムムターズを愛し、ムムターズしか見えていませんでした。愛しまくりました。
そんなある日、最愛のムムターズが亡くなってしまいます。
「えっ?ちょっ・・・ ホンマに? マジか・・・ あかん。この世の終わりや~」
シャー・ジャハーンは嘆きました。ものすごく悲しみました。ダウン寸前でした。
しかしそこでシャー・ジャハーンは思いつきます。
「ムムターズのために、世界一の墓を作ろう!世界一美しい妻のために、墓も世界一のものを・・・」
シャー・ジャハーンは国中から優れた職人を集め、世界各地から貴石を集め、墓の建設に取り掛かりました。
・・・こうして22年の歳月と、天文学的な費用をかけて、1653年にタージ・マハルは完成しました。
青空に映える白大理石は圧巻の美しさ。まさしく世界一の墓が出来上がりました。
しかし、タージ・マハルの建設に力を入れすぎた結果、国の財政は破綻し、国民の生活は苦しくなりました。
その結果、シャー・ジャハーンは息子によって皇帝の座から引きずり下ろされ、幽閉されてしまいました。
タージ・マハルと川をはさんだ対岸に、自分の墓である「黒いタージ・マハル」を作ろうとしていたとのことですが真偽のほどは定かではありません。
彼は幽閉されたまま、孤独にその生涯を閉じました。
死後、彼は最愛の妻ムムターズの横に葬られ、今ふたりは仲良く眠っています。・・・観光客に見守られながら。
というのがこのお話。一見ロマンチックですが、お墓のために国を危険な目にさらしたこの皇帝はなかなかアホだと思う。笑
しかも一説によると、タージ・マハルが完成したあとに、職人さんたちの親指を切断したんだって!
理由は「この世にタージ・マハルと同じような美しい建物を作らせなくするため」ってさ。クレイジー!笑
そんな世界遺産、タージ・マハルにいってきましたよー!
まずびっくりしたのがね、入場料!
外国人料金が750ルピー(約1500円)もするわけですよ。これは高すぎる!まさか、ぼったくり?と思ったけど正規料金なんだって。
けど750ルピーは高いでしょ~。東京から九州くらいまでの距離の寝台列車が300ルピーくらいなのに。
じゃあ、インド人料金はいくらなんだよ?と思ってチケットカウンター覗いてみたら、
20ルピー(約40円)でした。笑 なにこの違い… 俺らインド人の40倍近く払ってんじゃん 笑
まあ気にせず入場!
例のごとく、ぜんぜん期待してなかった僕ですが、タージ・マハルを目の前にした瞬間、感動しました。
タージさんすいません。なめてました。
これはかなり綺麗!美しすぎて見とれてしまうほど!
世界遺産の選考委員も2秒で決めたはずよこれは。
「タージ?どうせショぼいだろ… インド人が作ったのなんてさ、たかが知れてるよ、どれ見せてごらん?(チラッ)うん、世界遺産決定。最高!フォー!!!」
ってなるはず。笑 そんぐらい綺麗!
近くまで行って見とれたり、写真撮ったり、大理石触ったりしてたけどぜんぜん飽きない!う、美しすぎる・・・
たぶん、ムムターズは相当な美人だったんだろうな~ 新垣結衣とか佐々木希とかそんなかんじだろうな~・・・
だとしたらわかる。わかるぞ、シャー・ジャハーン!むしろあと3つぐらい建てちゃいましょう!!笑
ちなみに気になってムムターズを調べてみたらこんなんでした。
シャー・ジャハーン・・・ 貴様が犯した罪は大きい。
とかそんなくだらないことを考えながら眺めていると、
「ヘイ、フレンド!写真撮ってやろうか?」
と、インド人の若者グループに声をかけられた。
あ、そういえばまだ写真撮ってないや。ここはお願いしよう!
とりあえずピースをしてみる。しかしここでインド人が
「ピースじゃなくてさ、タージのてっぺんを掴むようなポーズにしてくれよ!ほら、周りのみんなもやってるだろ?」
言われてみれば、周りはみんなタージのてっぺんを掴むようなポーズをとっている。遠近法で、写真で見たら自分がタージを掴んで持ち上げているように見えるのだろう。
ここは、インド人っぽく、そのポーズで写ってみるか!そして僕はポーズを撮った。
「そうそう、その位置でいいよ!いいねいいね~!最高だ!はい、ポーズ!(カシャ)」
俺「ありがとう!君たちも撮ってあげるよ♪」
彼らはカメラのバッテリーが切れてて写真が撮れなかったらしい。写真を撮ってあげた。
陽気な奴等である。ただ、サングラスやペンをパクろうとしてたけど。笑
その後、タージを後にして帰ろうとしたらなんと偶然、のぞみさんと再会!
彼女とはデリーの空港で会って以来、2日間行動を共にして、
列車のチケットの手配やオススメのポイントを教えてもらったりしてかなりお世話になっていたのだ。
昨晩に別れ、それぞれ別々のポイントへ向かうところでの偶然の再会だった。
このお方は、インドの旅での一番の恩人だ。この後世界一周をするらしい。かっこよすぎる!
最後に写真を撮ってもらい、次なる目的地、バラナシへ向かった。
↑ミスバックパッカー選手権日本代表(俺が勝手にそう思ってる)笑、のぞみさんとの写真
俺「写真、ありがとうございます!それでは、よい旅を!」
のぞみさんと別れ、今撮影した写真を見た。そして思った。
あ、そういえばタージで撮った写真まだ見てないや。うまく撮れてるかな?
インド人の若者が「いいね~、そのポーズ。いいよいいよ~」と褒めまくってたからきっと大丈夫だろう。
いちおう、確認してみるか。
・・・インド人、てめえコノヤロウ(猪木風)。
意味不明なポーズになってるじゃねーか!
馬鹿すぎるだろこの写真。笑
ははは・・・
もはや笑うしかない。笑
マレーシアのツインタワーの写真よりも残念である。(泣)
インド人に小馬鹿にされ、悔しい思いを引きずりつつも、次の町、バラナシに向かいます。
リアルタイムではもうインド出国間近なんだけどね。笑
明日も更新します!!1日2回ペースの更新になりますね~。旅も終盤なので、よかったらチェックしてください♪
それでは~
Posted by shinzatosun at 04:35│Comments(7)
│旅
この記事へのコメント
その王様なかなかやりますね(^-^)v笑
王妃の顔あんまりきれいじゃない(;¬_¬)笑
でも昔の王様って一夫多妻多いのに一人の人好きだったってかっこいいと思います(^-^)v
まぁ見る目はないですけどね(T^T)笑
写真の方はもうどんまいですf(^_^)笑
まともにとれるほうが少ないかも知れませんね(T^T)
そろそろ帰国ですよね!
帰国したら連絡欲しいです♪
いっぱいお話聞かせてください♪
残りの旅も楽しんで下さいね!!
王妃の顔あんまりきれいじゃない(;¬_¬)笑
でも昔の王様って一夫多妻多いのに一人の人好きだったってかっこいいと思います(^-^)v
まぁ見る目はないですけどね(T^T)笑
写真の方はもうどんまいですf(^_^)笑
まともにとれるほうが少ないかも知れませんね(T^T)
そろそろ帰国ですよね!
帰国したら連絡欲しいです♪
いっぱいお話聞かせてください♪
残りの旅も楽しんで下さいね!!
Posted by ゆう at 2012年02月26日 09:19
完成された美よりも美味しいお土産できてよかったな( ̄∀ ̄)写真一枚に物語を凝縮できる才能あるカメラマンだったんだね、うんうん。
Posted by 髭 at 2012年02月26日 09:40
写真見て電車で吹いたやっさww
Posted by 天久 at 2012年02月27日 07:34
>ゆう
ガッキーの次に出したらさすがのムムターズもかすむな。笑
この皇帝もたくさん奥さんいたけど、ムムターズが産んだ子どもを特に大事にしたらしいよ!まさに溺愛!!
この写真は自分で見ても笑えるくらい、意味不明。笑
インド人のおふざけにひっかかってしまった!
帰ったら山内中行くさー!!
ガッキーの次に出したらさすがのムムターズもかすむな。笑
この皇帝もたくさん奥さんいたけど、ムムターズが産んだ子どもを特に大事にしたらしいよ!まさに溺愛!!
この写真は自分で見ても笑えるくらい、意味不明。笑
インド人のおふざけにひっかかってしまった!
帰ったら山内中行くさー!!
Posted by shinzatosun at 2012年02月27日 07:36
>髭
悔しいけどこの写真は今回の旅のベストショット決定やっさ。笑
あのインド人センスある!けどむかつく!笑
悔しいけどこの写真は今回の旅のベストショット決定やっさ。笑
あのインド人センスある!けどむかつく!笑
Posted by shinzatosun at 2012年02月27日 07:38
>あーきー
俺も自分の写真だけどこれは笑える。笑
残念感がハンパじゃないからな。笑
しに悔しい!
俺も自分の写真だけどこれは笑える。笑
残念感がハンパじゃないからな。笑
しに悔しい!
Posted by shinzatosun at 2012年02月27日 07:40
写真しか笑ったやさ!!!
インドいいね!
インドいいね!
Posted by マジャ at 2012年03月15日 11:23